吉野家は2013年に国会議事堂敷地内に店舗をオープンさせており、国会議事堂限定のメニューとして「牛重」を登場させました。国会議事堂吉野家は一般人にはアクセスできませんが、実は「牛重」は羽田空港でも提供されており、そっちは誰でも訪れることができるとのこと。国会議事堂のために開発された牛重は一体どんな味なのか、実際に行って食べてきました。

吉野家 | 羽田空港国際線旅客ターミナル

http://www.haneda-airport.jp/inter/premises/tenant/2500800015200000/index.html

牛重が食べられるのは羽田空港の国際線旅客ターミナル。出発ゲートの外なので、飛行機に乗らない人でも利用することができます。



ターミナルのエスカレーターで2階にあがると……



和な雰囲気の町並みが広がっています。レストランや本屋さん、雑貨屋さんが入っているので、ここを抜けて……



さらに橋の下を通っていくと……



吉野家 羽田空港国際旅客ターミナル店に到着。かなり隅っこの方、24時間営業の飲食店が並んでいるスペースにありました。



さっそくお店に入ってカウンターへ。なお、テーブル席もありますが、一般的な吉野家と違って相席システムなので、テーブル席でも見知らぬ旅人と居合わせることがあります。



メニューを開くと……



牛重を発見。税抜1389円、税込で1527円となっています。



待つこと数分、みそ汁と漬物がついたお重が到着。



パカっとフタをあけると、普段の吉野家と違った雰囲気の牛丼がそこに。ご飯が見えなくなるまで牛肉がしかれ、いつもの玉ねぎではなく白ねぎが添えられています。



全長123.8mmのiPhoneと比較するとお重はこのくらいのサイズ。



いつもの吉野家の牛丼よりも色が濃いめ。お肉もやや厚めで、何よりも脂が放つツヤツヤとした輝きが違います。



さっそく食べてみると、口に入れた瞬間にじゅわ〜と牛肉の脂の旨みが広がります。普段の牛丼にはたまねぎ独特の甘みや香りがありますが、牛重はひたすら「肉のうまみ」に特化しており、味付けはしょうゆと砂糖をベースとした、「すきやき」そのもの。



肉質はしっとりと柔らかく、かめばかむほど脂の旨みが感じられ、脳内物質がドバドバ出ているような幸せな気持ちになります。



ご飯と一緒に食べると、その相性は言わずもがな。単品で生卵を注文し、合わせてもよさそうでした。



汁を吸った白ねぎも甘辛い味付けですが、シャキシャキした食感を保っています。



牛重はこってりした味わいなので、だしの優しいおみそ汁や……



サッパリしたお漬物とよくあいました。



牛重が食べられるのは吉野家 永田町一丁目店と羽田空港国際線旅客ターミナル店の2店舗。なお、2019年8月には全国の吉野家で期間限定の「(PDFファイル)特撰すきやき重」が登場しましたが、特撰すきやき重がサーロインを使っているのに対し、牛重は国産和牛のカタ肉を使っているとのこと。以下の記事を読むと、2つの違いがよくわかります。

吉野家史上初のサーロインを使った「特撰すきやき重」が数量限定で登場したので食べてみた - GIGAZINE