AFX通信によると、フィリピン中部のレイテ島の南部の町セント・バーナードにある村で大規模な地滑りが発生し、約200人が死亡したほか、1500人ほどが行方不明になっている。フィリピンの赤十字の責任者リチェアード・ゴードン氏が明らかにした。

　　地元当局によると、地滑りは17日午前10時45分（日本時間同日11時45分）に発生した。救助隊などが犠牲者などを含め、事故の全容把握に努めている、事故現場に近づくことが困難な状況となっている。家屋も多くが土砂崩れに流され、数件が残されているのみ。アロヨ大統領の報道官は、至急救助隊が派遣され、必要物資が送られたが、民間の支援も要請していることを明らかにした。赤十字では救助犬と伴に生存者の捜索を継続している。現地では大雨が10日近く降り続つき、今回の大規模な地滑りが発生するまでに、約20人の犠牲者が出ていた。　【了】