XFN-ASIAによると、米タイヤ製造最大手のグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーは16日、第4四半期(2005年10−12月)決算を発表した。それによると、資産売却費用(1株当たり0.44ドル)やハリケーン関連費用(同0.12ドル)を計上したことなどが響き、最終損益は、前年同期の1億2500万ドルの黒字から、5100万ドル(1株当たり0.29ドル)の赤字に転落した。前年同期は、保険関連の和解金1億5700万ドル(1株当たり0.75ドル)を特別利益として計上していた。市場予想は、0.18ドルの黒字だった。一方、売上高は、高い価格設定や製品構成の拡大が奏功し、前年同期比2％増の49億3000万ドルだった。

　　グッドイヤーは、2006年通期の見通しを公表しなかった。同社のロバート・キーガン会長兼CEO(最高経営責任者)は、「原材料コストの上昇や為替変動が、当社の事業にとって課題となっているが、当社のファンダメンタルズ(基礎的条件)は引き続きしっかりとしている」と強調した。

　　16日のニューヨーク株式市場で、グッドイヤーの株価は前日比0.93ドル(6.02％)安の14.51ドルと大幅安で引けた。【了】