フェデラー、スポンサー契約金額がスポーツ選手NO.1に!その気になる内訳

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ロジャー・フェデラー(スイス)が、先日発表された米経済誌Forbesの「2019年度スポーツ選手長者番付」で、数々の有名アスリートに並び第5位になった。スポンサー契約金だけでみると、なんと堂々の世界第1位である。

2019年6月1日までの1年間で、フェデラーが稼ぎ出したスポンサー契約金は総額8600万ドル(約90億8800万円)にのぼる。ここに、インド経済ウェブメディアmoneycontrol.comが報じた、スポンサー企業と各社がフェデラーに支払った契約金を紹介しよう。


1.ユニクロ
ユニクロ社はこれまでのところ、1契約でフェデラーが受け取る金額の中では、最高額を支払っている。その内訳は、10年契約で年間3000万ドル(約31億7000万円)、総額3億ドル(約332億円)を支払うというもの。


2.Rolex
言わずと知れた高級時計最大手のロレックス社。同社は「ウィンブルドン」のオフィシャル・タイムキーパーであり、フェデラーは2003年から同大会の代名詞ともいえる選手だ。フェデラーと同社の契約金は800万ドル(約8億4540万円)で、契約期限は設定されていない。


3.Wilson
フェデラーは、プロに転向した1998年からウィルソン社のラケットを使用している。同社とは生涯契約を交わしており、現在の契約金は年間わずか35万ドル(約3600万円)。ちなみに、フェデラーは共同でラケットのデザインに携わることもある。


4.Mercedes-Benz
2017年から2027年までの10年契約で、フェデラーがブランドアンバサダーを務めるのは、ドイツの高級自動車メーカー、メルセデス・ベンツ社。年間500万ドル(約5億2840万円)の契約には、半年ごとに同社の新車が贈られることも盛り込まれている。


5.Moet & Chandon
フェデラーは、2012年よりフランスのシャンパンメーカーである、モエ・エ・シャンドン社のブランドアンバサダーも務めている。同社は、契約開始より毎年600万ドル(約6億3400万円)を支払ってきており、今年は800万ドル(約8億4540万円)で契約の延長を決めた。


6.Lindt
スイスの有名高級チョコレート、リンツ社も合計400万ドル(約4億2270万円)の契約をフェデラーと結んでおり、2009年から続くその契約の期限は2022年までとなっている。


7.Credit Suisse
2009年11月に、フェデラーはスイスのクレディ・スイス銀行と年間200万ドル(約2億1135万円)の10年契約を結んだ。同行は、アフリカの子供たちを救うためにフェデラーが設立した、ロジャー・フェデラー基金への献金もしている。


8.Sunrise
スイスの通信事業最大手サンライズ社もまた、フェデラーのスポンサー企業であり、2014年から2019年の5年間の契約金は700万ドル(約7億3970万円)だ。


9.Barilla
パスタ・ブランド最大手であるバリラ社は、2017年よりフェデラーをブランドの顔としてスポンサー契約を結んでおり、2022年まで年間810万ドル(約8億5600万円)の契約金を支払う。


10.NetJets
プライベートジェットの、部分的所有権などを販売する企業であるネットジェッツ社は、年間600万ドル(約6億3400万円)をブランドアンバサダーであるフェデラーに支払っている。2004年から契約を結んでいるフェデラー、同社の公式サイトに「ネットジェッツは、ツアーにおいて私が勝利するためには欠かせない」とコメントしている。


ちなみに、フェデラーが5位の「2019年度スポーツ選手長者番付」だが、錦織圭(日本)は35位と、日本人アスリートして唯一のトップ100入りをしている。彼も、賞金総額が430万ドル(約4億5440万円)に対して、スポンサー収入が3300万ドル(約34億8730万円)と、内訳の大半がスポンサーとの契約金で占められており、企業のテニス選手への注目がうかがえる。


※文中の為替表記は2019年8月11日時点のもの


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「ウィンブルドン」でのフェデラー
(Photo by TPN/Getty Images)