入江陵介【写真:Getty Images】

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男子100m背泳ぎで入江陵介が全体5位で準決勝進出、スタート台の不具合に「改善を」

 世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳が21日に開幕した。個人種目で金メダルを獲得すれば、1年後の東京五輪出場が内定する今大会。第2日(22日)の男子100メートル背泳ぎに登場した入江陵介(イトマン東進)は、53秒38の全体5位で夜の準決勝に進出した。

 同種目でロンドン五輪銅メダルに輝いたが、自己ベスト(52秒24)を10年近く更新できていない。復活を目指す29歳は「(タイムは)想定通り。泳ぎは、まだハマり切っていないですね。前の組も言うほど早いレース展開にはなっていない。今回は予選に関してはレベルが低いけど、次はもう1個上げてくると思う」とコメントした。

 今大会、背泳ぎではスタート台の器具で不具合が頻発。スタート直前に足を掛ける部分がずれるなどアクシデントがあった。入江もスタートが仕切り直しとなり、「よくわからないけど、(部品が)取れた。前の組の人も(体が)落ちていたし、各レースでそうなっている。女子の時から1組に1人くらいはあった」と説明した。

 レース前に「何らかのずれがある」と器具を確認していた入江は、係員に「引っ張るな」と注意を受けたという。「いやいや、滑ったらどうするの?って。この大会でよく起きているのは、機械のずれがあるから。どうなるかわからないけど、改善してほしい」と願った。他の組でもスタートが機械の不具合で上手くいかず、抗議の末、全組終了後に一人でやり直す選手もいた。(THE ANSWER編集部)