【前園真聖コラム】第234回「それでも優勝候補と言える4チーム」
Jリーグが開幕し、全国で悲喜こもごものドラマが繰り広げられました。この開幕戦の1試合は、他の試合よりも大きな意味を持ってくるチームがあります。
1節の結果が今後に大きな影響をもたらしそうなのは、松本、大分、名古屋ではないでしょうか。松本と大分はJ2からの昇格組で、まずはJ1でやれるという自信が必要だったはずです。
もし初戦で負けると重苦しいムードになりかねない中で、松本は磐田から先制点を奪って引き分け、大分はアジアチャンピオンの鹿島のホームに乗り込んで勝利を収めました。これで両チームの選手は「J1でも通用する」という気持になったと思います。
昨年は残留争いに巻き込まれた名古屋も、早く結果がほしかったことでしょう。鳥栖の出来が悪かったとはいえ、4点を奪ったことで去年の悪夢を払拭したはずです。元々いいメンバーは揃っています。今季は十分上位進出が考えられるのではないでしょうか。
一方で開幕戦は34試合の中の1試合でしかないチームもあります。それは、神戸、浦和、川崎、鹿島です。神戸と鹿島は負け、浦和と川崎は勝ち点3をあげることができませんでした。
ですが、それこそがこの4チームはリーグ戦を戦いながらチームを作り上げていっているという証拠です。開幕戦の時点でチームの完成度を高く持っていくのではなく、長いシーズンを戦いながら終盤に向けて上げていくのでしょう。それこそが優勝するための方法論なのです。ですから、開幕戦で勝てなかったとは言え、僕はこの4チームを優勝候補から外すつもりはありません。
1節の結果が今後に大きな影響をもたらしそうなのは、松本、大分、名古屋ではないでしょうか。松本と大分はJ2からの昇格組で、まずはJ1でやれるという自信が必要だったはずです。
もし初戦で負けると重苦しいムードになりかねない中で、松本は磐田から先制点を奪って引き分け、大分はアジアチャンピオンの鹿島のホームに乗り込んで勝利を収めました。これで両チームの選手は「J1でも通用する」という気持になったと思います。
一方で開幕戦は34試合の中の1試合でしかないチームもあります。それは、神戸、浦和、川崎、鹿島です。神戸と鹿島は負け、浦和と川崎は勝ち点3をあげることができませんでした。
ですが、それこそがこの4チームはリーグ戦を戦いながらチームを作り上げていっているという証拠です。開幕戦の時点でチームの完成度を高く持っていくのではなく、長いシーズンを戦いながら終盤に向けて上げていくのでしょう。それこそが優勝するための方法論なのです。ですから、開幕戦で勝てなかったとは言え、僕はこの4チームを優勝候補から外すつもりはありません。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。