あの3冠から20年、マンチェスター・U「伝説の98-99ユニフォーム」を見る

2019年2月24日 21時0分

24日にリヴァプールとの大一番を控えているマンチェスター・ユナイテッド。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得のためにも、ライバルとの一戦は落とせない。

そのユナイテッドだが、今や伝説となっている1998-99シーズンの“トレブル（3冠）”獲得から、もうすぐ20年になる。そこで今回は、98-99シーズンのユニフォームを振り返ってみたい。

マンチェスター・ユナイテッド／1998-2000／Umbro／ホーム

まさにユニフォーム界の“不朽の名作”と言えるホームキットは、99-00シーズンまで使用した。当時のスポンサーは日本企業の「SHARP」だ。

袖のクラシックな“ダブルダイヤモンド（Umbroのロゴマーク）”と、斬新だった胸元のジッパー留め。伝統と新しさの両方を兼ね備えたこのユニフォームは、素晴らしい成績を残したこともあり、現在でも高い人気を誇る。

マンチェスター・ユナイテッド／1997-99／Umbro／アウェイ

97-98シーズンから継続して使われたアウェイキットは、盾形のエンブレムと大胆なボーダー柄が特徴的。胸スポンサーは商品名の「SHARP VIEWCAM」ロゴを掲出していた。

98-99シーズンのCLでは、カンプ・ノウで3-3の激闘を演じたバルセロナ戦などで着用した記憶に残るユニフォーム。だが、意外にも国内ではリーグ戦とカップ戦を合わせても、97-99の2シーズンで15試合しか使われていない。

マンチェスター・ユナイテッド／1998-99／Umbro／サード

93-95アウェイ以来となるブラックを基調としたサードキット。グリーンの差し色が印象的なデザインだった。

実はこのユニフォーム、シーズンを通して2つのアウェイゲームでしか使われていない（プレミアリーグのアーセナル戦とサウサンプトン戦）。選手着用姿の画像はなかなか貴重だ。

マンチェスター・ユナイテッド／1998-99／Umbro／ゴールキーパー

3冠獲得シーズンのGKユニフォームは、グリーンがホームキットで、グレーがアウェイキット。守護神ピーター・シュマイケルの雄姿が思い出されるキットだ。

胸のスポンサーは「SHARP」と「SHARP VIEWCAM」の2パターンが存在。CL用に別のキットも用意されていた。

マンチェスター・ユナイテッド／1997-99／Umbro／チャンピオンズリーグ

リーグ用ホームキットと同様に3冠シーズンを象徴するのが、CL決勝戦で“カンプ・ノウの奇跡”を演じたCLモデル。キットは97-98シーズンからの継続使用だった。

盾形のエンブレムが特徴的で、シャツにはCLスターボールとチーム名の略称「MUFC」の透かしプリント入り。

このキットは99-00シーズンでも使われたが、98-99シーズンの優勝でエンブレムの星は2個に増えている。一部では97-00モデルと一括りに表記するが、ここは別モデルとして扱うべきだろう。