見た目も悪いが操作もし辛い! ハンドルが「ツルツル」「テカテカ」になる原因と対策
経年劣化の場合もあるがほとんどは手の皮脂などの汚れが原因
クルマを運転しているとき、つねに手が触れている部分の代表格がステアリングだ。またマニュアル車の場合は、シフトノブも頻繁に操作するため触れることが多いだろう。新車のうちは落ち着いた色合いだったステアリングも、使い込んでいくうちにテカテカになってきてしまった経験はないだろうか?
それを使い込んだ味と思えればいいのかもしれないが、やはり新車時のようなしっとりした風合いを取り戻したいと思う人もいるハズ。そこで今回はテカテカになったステアリングやシフトノブを復活させる方法をお伝えしたい。
そもそもステアリングがテカテカになるのは、ふたつの理由がある。まずひとつはステアリングの操作を繰り返すことによって、ステアリング本体が摩耗していった結果、テカテカになるというもの。これは商用車などに採用されることが多いウレタンステアリングでよく見られる状態だ。そしてもうひとつの理由はステアリングを握る手のひらから出る汗や皮脂が、ステアリングの表皮に入り込んでしまってテカテカになるというものだ。
前者の理由だと、そもそも摩耗が原因ということで元に戻すことは難しいが、後者の場合はさまざまな手法で元に戻すことができる可能性が残っている。
ステアリングの汚れを落とすケミカルも存在する!
まず、一番手っ取り早い方法が、濡れたウエスでステアリングを拭くというもの。少々の汚れであれば、この方法でキレイになってしまうだろう。ぬるま湯を使うことで、より汗や皮脂を除去しやすい。
これでもダメな場合は、市販のケミカル剤を使用する。ステアリング専用のものがベストだが、本革ステアリングの場合は、本革シート用のクリーナーを使ってもいいだろう。
それでもダメな場合は、ケミカル剤とメラミンスポンジを併用するという最終手段がある。ただし、メラミンスポンジで強くこすり過ぎてしまうとステアリング表皮を痛めてしまったり、色落ちしてしまったりする場合もあるので、とにかく優しくなでるようにこするのがいいだろう。
これでもダメな場合、最終手段としてステアリング交換という手段もある。最近では純正のエアバッグやステアリングスイッチを残したまま小径にできる社外ステアリングなどもあるので、気分を一新してみるのもいいのかもしれない。