近年は会場観戦やテレビ観戦だけでなく、ライブストリーミングサービスも主流となりつつあり、スポーツ観戦の方法は多様化を見せている。

そんな時代の中で、どの程度の人が会場観戦に興味をもっているのだろうか。会場観戦の経験率と、会場観戦の経験を持つ人がどれほど今後の会場観戦に興味を抱いているのか、調査結果をもとに見ていく。

 

根強い野球人気。第3位は日本開催の多いあの競技

会場での観戦経験数、そして今後の会場観戦への興味数で共に第1位を獲得したのは、野球だ。長年、日本人に愛されている野球は、やはり名実ともに日本スポーツ界を引っ張っている競技であることが明らかになった。

 

そして、第2位にランクインしたのはサッカーだった。こちらも野球と同様に、日本人の人気を集める競技であり、6割弱の人が会場観戦に興味を持っている。

第3位にランクインしたのはバレーボール。野球・サッカーの人気には及ばなかったものの、国際大会が日本で開催されることが多い競技なので、その影響もあるだろう。

 

一方で、2019年に日本でW杯が開催されるラグビーは、半数以上の人が「観戦意向なし」と答える結果となった。

 

観戦経験≠リピート観戦意向率

会場観戦のリピート意向率は、興味深い集計結果となった。観戦経験ランキングのトップ3に入っている野球、サッカー、バレーボールが、いずれもリピート意向率ランキングでは上位にランクインしていない。

会場で観戦してみたいという意向が最も高かったのはテニスで、続いて体操競技、陸上競技(トラック)と、いずれも観戦経験ランキングでは上位ランクインを逃した競技が選ばれた。

 

この結果から、会場観戦の経験率が高い競技が、必ずしもリピート観戦したい人が多い競技ではないことが分かった。

 

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