11月30日、テレビ朝日「報道ステーション」では、マラソン選手・設楽悠太のインタビューを放送。2日の福岡国際マラソンに出場する元日本記録保持者が、強さの理由や現日本記録保持者・大迫傑について語った。

設楽の名を一躍広めたのは、今年2月の東京マラソンだ。2時間6分11秒で当時の日本記録を更新し、報奨金1億円を手にした。
「沿道の方々から『1億円取ってこい』みたいな。最後は1億円を取る気持ちで振り絞りました」と振り返った設楽は、「1億円もらえるかもらえないかで日本記録更新できなかったです。もらえなかったら多分諦めてました」とも。

また、自身の強さの理由を訊かれた設楽は「わからないっすね。あんまり得意じゃないので長い距離は」と素っ気なく語ると、「走るのはあまり好きじゃないので。昔から全然好きじゃなくて、これが仕事ですので」と続けた。

さらに10月のシカゴマラソンで日本新記録を出した大迫傑について話が及ぶと、「僕の記録も時間の問題だな。抜いて当たり前だと思っていたんで」と話した設楽。更新された21秒という記録については、「21秒差と聞いた時は大学1年(2011年)の箱根駅伝を思い出しました」と、大迫がいた早稲田大学に東洋大学が敗れた当時のレースを挙げる。

「たったの21秒差ですけどそれが大きいんですかね」という設楽は、「彼に勝つというイメージを持ちながらやらなきゃ絶対に勝てない」と話すと、福岡国際マラソンに向け「まずは昨年大迫選手が出した2時間7分19秒を狙っていきたい」と意気込み、「いずれは(日本記録を)抜かしたい。取り返したい」と語った。