この10年で生まれた『NEXTロナウド』11名、今はどうしているか

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『Planet Football』は14日、「2008年以来生まれてきた『新しいクリスティアーノ・ロナウド』の現在」という記事を掲載した。

30代なかばになっても世界最高の選手であり続けているクリスティアーノ・ロナウド。今季はユヴェントスに移籍したが、その取引額は年齢を感じさせないほどの大きなものだった。

その後継者といえる存在は毎年のように出てきてはいるのだが…。そんな『NEXTクリスティアーノ・ロナウド』と呼ばれた選手とは。

2008年：アリピオ

クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドでチャンピオンズリーグに勝った年、16歳のブラジル人がレアル・マドリーにやってきた。

そのアリピオは強烈なテクニックで知られ、ペペも「こいつは傑出したタレントだ」と評した。しかし結局トップチームには上がれず。26歳の今、キャリアでわずか14ゴールしか決めていない。今はブラジル2部のフォルタレーザ所属。

2009年：フェデリコ・マケダ＆ガブリエル・オベルタン

マンチェスター・ユナイテッドで突然デビューし、いきなりゴールを決めたマケダ。イタリアから来た若きストライカーは、「次なるロナウド」と期待された。

そして同じくガブリエル・オベルタンという21歳のトリッキーなフランス人選手も、マンチェスター・ユナイテッドへとやってきた。

両者ともにユナイテッドで成功を収められず、マケダは現在ギリシャのパナシナイコス、オベルタンはブルガリアのレフスキ・ソフィアでプレーしている。

2010年：ブルマ

若くしてスポルティング・リスボンでデビューし、その超絶スピードとドリブルで「次なるクリスティアーノ・ロナウド」と『A Bola』が伝えた。

その後ガラタサライへ移籍したブルマは、昨年の夏にドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒに加入。23歳になったが、まだ期待ほどのブレイクは…。

2011年：ルーカス・オカンポス

リーベル・プレートでブレイクした17歳のオカンポスは、「皆メッシのようになりたがっているが、僕はロナウドが好きだ。ああなりたい」と、アルゼンチン人には珍しいコメントをした。

その後モナコに移籍した彼はフランスで活躍を見せるも、流石にロナウドほどのインパクトは…。現在はマルセイユで酒井宏樹のチームメイト。

2012年：ガストン・ラミレス

サウサンプトンに所属していたポルトガル代表DFジョゼ・フォンテは、2012年に加入してきたガストン・ラミレスを「彼はクリスティアーノ・ロナウドに近づける」と評価した。

しかし同時に「彼は能力に恵まれている。技術、創造性、ビジョンは誰よりも優れている。しかし努力をしなければ、遅かれ早かれキャリアは落ち始める」とも…。現在ガストン・ラミレスはサンプドリアでプレーしている。

2013年：アルバロ・バディージョ

5年前、レアル・ベティスに所属しているスペイン人ウイングのアルバロ・バディージョが大きな話題になった。16歳でデビューし、リーグの歴史上2番目の記録を作った。レアル・マドリーに移籍する可能性も示唆された。

しかし度重なる怪我が彼のキャリアを破壊した。ベティスでは徐々に出場機会を失い、現在は2部のグラナダに所属している。

2014年：ウィルフリード・ザハ

マンチェスター・ユナイテッドでスーパーサブとして活躍したオレ・グンナー・スールシャール氏は、2014年にザハのことを「次なるクリスティアーノ・ロナウドになる可能性がある」と話した。

しかし、ザハはユナイテッドでロナウドにはなれず、そしてスールシャールのような切り札にも…。次の年、彼は愛するクリスタル・パレスに戻り復活を見せた。

2015年：ゴンサロ・ゲデス

10代の頃のゴンサロ・ゲデスは、ベンフィカのBチームで非常にクリスティアーノ・ロナウドとよく似たプレーをしていた。若くしてPSGに引き抜かれ、昨季からはバレンシアに移籍。ただ、ワールドカップではゴールを奪えずに終わっている。

この段階で彼のキャリアがどう進んでいくかを推測するのは難しい。ロナウドがいなくなったあとの代表で、彼がどんな存在となるのか…。

2016年：アントニ・マルシャル

かのルイ・サハは2016年、マンチェスター・ユナイテッドに加入した10代のマルシャルを「ロナウドがユナイテッドでやったものを再現してくれることを願っている」と話した。

ただ、サハは同時に「ロナウドと他の選手の違いは、試合に夢中であるかどうかだ」とコメント。いろいろ女性問題が多いマルシャルはどうだったのか…。

2017年：ディオゴ・ジョタ

パッソス・フェレイラから2016年にアトレティコ・マドリーに引き抜かれ、次年度にはFCポルトにローン移籍したジョタ。

ボアヴィスタの監督ジョルジュ・シマォンは「彼はロナウドの後継者になる可能性がある」と評した。昨季からウォルヴァーハンプトンでプレーしている彼は21歳。フル代表にもまだ呼ばれていないが…。

今年：ラファエウ・レアォン

2018年の『NEXTロナウド』は、スポルティング下部組織出身の19歳のラファエウ・レアォンであろう。長身でありながら高いテクニックを備え、スピードも豊かなアタッカーだ。

今季はスポルティングとの契約を解除してフランスのリールへと移籍。さて、この結果がどうでることか。