20日、テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」では、元プロ野球選手・落合博満氏がゲスト出演。日本人初の1億円プレーヤーとなり、最高年俸は3億8000万円とも言われた落合氏が、お金にまつわる噂やプロ入りまでの一風変わった経歴を語った。

年俸調停をしたり、FA導入された年にFA移籍をするなどお金に対するこだわりが強かったように思われる落合氏は、「野球はあくまでお金を稼ぐためだけにやっていた?」と訊かれると、「全面否定します」とキッパリ。「言葉の使い方が悪い」と指摘すると、「要は生活するための仕事なんで。だから仕事でこれだけ稼げるんだったら稼いでいった方がいいでしょってこと」と説明した。

また、自身の経歴について「16歳から20歳まで野球らしい野球はやってない」と語る同氏は、大学を半年で中退した後、2年間家で遊んでいたという。その上で「野球は20歳過ぎて仕事しなきゃいけないってことで臨時工で東芝府中に入った。あくまでも野球じゃなくて仕事しなきゃいけないから入った会社。まさかプロ野球の世界に入るなんて思ってない」などと振り返った。

さらに「高校でも大学でも直系ってあるでしょ。こういう道を歩かなければプロに入れませんっていう。それを全面否定したわけじゃないけど、まるっきりそこから外れて野球をやったのは数少ない人間」という落合氏だったが、学生時代の運動神経については「頭抜けていたと思う」と当たり前のように語った。