【MLB】大谷翔平の特大弾は実況席を沈黙させる “13秒の空白”後の称賛「ものすごいパワー」
大谷の豪快弾に敵地デトロイトの実況席はまさかの沈黙
米大リーグエンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の本拠地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席に12号逆転3ランを放つなど、4打数2安打3打点2得点1盗塁と大暴れ。持ち前の逆方向への特大の一発で敵地実況席を沈黙させた。
逆方向への特大の一発も、もはや見慣れた光景か。2点を追う初回無死一、二塁だ。大谷はタイガースの右腕ターナーの真ん中付近の95マイル(約153キロ)ツーシームをバットに乗せた。高々と舞い上がった打球は大歓声に包まれて左中間フェンスをオーバー。推定飛距離411フィート(約125メートル)。軽く振ったように見えて、あれだけ飛ぶのだから驚きだ。
敵地の実況席からも思わず感嘆が漏れた。
「FOXスポーツ・デトロイト」の実況、マリオ・インペンバ氏は逆転3ランの場面、「レフトへ高く上がった当たり、フェンスまで下がって…入りました。ショウヘイ・オタタニの逆方向への本塁打でエンゼルスがリード」と伝えた後、なんと解説のカーク・ギブソン氏と共に、約13秒間も沈黙してしまった。
実況席は13秒間の沈黙後に絶賛、255発の名左打者「もの凄いパワーです」
たっぷりと間を空けて、インペンバ氏は「この選手は、こういったことができる存在なんです」と続けた。
さらに、タイガースなどで通算255本塁打と強打で鳴らした名左打者のギブソン氏は「2ボールでボール先行となり、真ん中付近への1球。オオタニは逃しませんでしたし、狙いを定めていました。もの凄いパワーですし、彼のバットから放たれた左方向への当たりに、疑いの余地はありません」と賛辞を並べた。
「これで今季32打点。マウンドから投球で貢献できなくとも、バットで確実に活躍しています」と実況のインペンバ氏も「打者・大谷」を改めて称賛していた。(THE ANSWER編集部)