木村拓哉、ラジオ最終回で「読まれたメール」の「読まれなかった」一文
「『What's UP SMAP!』という船は今日で降ります。1995年の1月から……ずっと聞き続けてくれている方もいると思います。本当にありがとうございます! 感謝してます!」
最後に木村拓哉は、ファンにこのようなメッセージを残した。
7月27日、“SMAP”という名がついた最後の番組『What's UP SMAP!』(TOKYO FM)が最終回を迎えた。放送スタートは、'95年。SMAPのメンバーによるソロの番組としては23年間と最長であった。
「冒頭で“湿っぽいのは似合わないんで……”と話していましたが、最後に木村さんが流したのは、明るい曲ではなく、木村さんと中居正広さんではじまる『夜空ノムコウ』でした。木村さんはSMAPが解散した後も、ファンを思い、ずっとSMAPの曲を番組でかけ続けていました」(音楽誌ライター)
この日の番組でも“SMAP”にまつわるエピソードが、リスナーから寄せられた。
「最後にメールで読まれたのは、リスナーが'96年に木村さんを見たという内容のメールでした。移動している車は大きいバンで、ほかにも複数人が乗っていたようです」(同・音楽誌ライター)
'96年に地方で、しかも大型車での移動。これは明らかにツアー中のSMAPの姿だ。この最終回の最後に読まれたメールには“読まれなかった”一文があったのだという。
「送られた文面には“SMAPのコンサートの移動中のときのこと”と書かれていたそうですが、読まれなかったようですね……。ファンからしたら木村さんの口から“SMAP”という言葉を聞きたかったと思いますけどね。まぁ番組に送られたメールは、尺の関係もありますから、すべてのメールを“全文”読めるわけではないですが」(芸能プロ関係者)
ファンは木村がこのメールを読んだことに対し、非常に好意的だ。
「木村クンが、最後にSMAPを匂わせるメールを読んでくれてすごくうれしかったですね。新しい番組では“SMAP”の名前が消えてしまうのは残念ですが、新番組でもSMAPの曲をかけてくれたらうれしいです」(SMAPファンの女性)
木村の新しいラジオ番組『FLOW』(TOKYO FM)は、8月5日にスタート。初回のゲストには明石家さんまが出演した。
“あれから”もファンたちは木村を信じてきた。新番組はこれからSMAPを感じさせるものになるのだろうか。番組終了を伝える際、木村は番組を船に見立てた。キャプテン木村が新しい船で広げる、“新しい地図”は……。