エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

大谷に2発浴びたのは長髪がトレードマークの27歳右腕

 米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手が3日(日本時間4日)の敵地インディアンス戦に「3番・DH」で3試合ぶりに先発出場。自身初の1試合2発を記録するなど、チームの7-4勝利に貢献した。敵地での初の一発となる逆方向への10号弾と、右中間へ135メートルの11号特大弾を被弾したインディアンスの右腕・クレビンジャーは試合後、「彼はけた外れのパワーを持っているよ」と背番号17の打棒を絶賛している。MLB公式サイトが伝えている。

 大谷のバットが快音を連発した。まずは第1打席だ。初回1死一塁、先発右腕クレビンジャーの真ん中の96マイル(約154キロ)の直球を叩いた打球は高く舞い上がり左翼方向へ。そのままスタンドの最前列へ飛び込む先制10号2ランとなった。

 さらに圧巻は1点を追う3回1死の第2打席だ。真ん中付近の94マイル(151キロ)を完璧に振り抜くと、まさに打ったそれとわかる打球が右中間席の中段まで到達。2打席連続となる一発は、11号同点ソロアーチだ。

 MLB公式サイトによると、大谷に2本塁打を浴びたクレビンジャーは試合後こうコメントしている。

クレビンジャーは「彼はけた外れのパワーを持っている」と脱帽

「どちらのボールも少し甘く入ってしまった。彼はけた外れのパワーを持っているよ。(ゴロに打ち取った3打席目のように)投げられていれば、彼も最初の2打席みたいには打てなかったと思う」

 昨季は12勝(6敗)、今季は7勝(7敗)の27歳右腕は失投を悔やみながらも、大谷のパワーを絶賛。5回の第3打席こそ、外角低めのチェンジアップで狙い通りの二ゴロを打たせ、一矢報いたが、対戦の内容は完敗だった。

 ツイッター上では、「オオタニにはミートボール(打ち頃の球)を2球投げてしまった」と失投を指摘するファンの声も上がっているが、それを逃さずに仕留める大谷の凄さも際立った。

 8回には苦手の左腕からも中前打するなど、自身初の4安打をマークした大谷。打率は.272まで上昇させた。(THE ANSWER編集部)