豪雨による大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町では、11日の夕方までに、49人の死亡が確認された。このうち、86歳と84歳の夫婦は、8日に遺体で発見された。NHKニュースが報じた。

夫婦の次男は、7日の朝に母に電話をかけたが、そのときは「水は来ていないから大丈夫」と言っていたそう。しかし午後1時すぎには「水が胸の高さまで来ている」と、状況が切迫したものに変わっていた。次男は30キロほど離れた場所に住んでいて、すぐに助けに行くことはできなかった。

夫婦は近所に住む女性にも電話をかけていたが、その女性も避難を余儀なくされ、メッセージに気づくことはできなかったという。

死亡の老夫婦 留守番電話に「助けて」(NHKニュース)