「住むなら京王沿線」と思わせる10の理由 東京の都心も自然も気軽にアクセス!
京王線と井の頭線を主軸に、東京の都心と郊外を結ぶ京王電鉄。座席指定列車「京王ライナー」が走り出したほか、将来はリニア中央新幹線とも連絡予定。話題豊富な京王電鉄の沿線に、どんな暮らしがあるでしょうか。
ライバルに挟まれつつ、西東京に君臨
京王電鉄は、歴史的な経緯から京王線と井の頭線とで軌間(線路の幅)が異なります。京王線とその支線群は1372mm、井の頭線は日本で最も普及している1067mmです。
新型の5000系電車。2017年9月に営業運転を開始し、2018年2月からは座席指定列車「京王ライナー」にも使用されている(2017年7月、恵 知仁撮影)。
技術的な話になってしまいましたが、京王線系統と井の頭線は、なんとなく沿線の雰囲気も異なる印象があります。住み心地にも違いがあるかもしれません。京王電鉄に住みたくなる理由を探してみると、2系統の路線の性格が見えてきました。
それでは今回も、京王新線・初台駅(東京都渋谷区)近くの会社に勤務し、真剣に沿線で物件を探したこともある筆者(杉山淳一:鉄道ライター)が、京王電鉄沿線のメリットをベストテン形式で発表いたします。コメント、シェアは大歓迎。筆者が見落としたところ、もっと良いところなど、ぜひ教えてくださいね。
【1位】ほぼ全線が東京都内
京王電鉄は、副都心の新宿と東京西部の八王子を結ぶ京王線と、若者の街、渋谷と吉祥寺を結ぶ井の頭線を主軸とする大手私鉄です。京王線は支線が4つ。調布から分岐して橋本に至る相模原線、東府中から分岐して府中競馬場正門前に至る競馬場線、高幡不動から分岐して多摩動物公園に至る動物園線、北野から分岐して高尾山口に至る高尾線です。また、京王線の複々線区間として機能し、新線新宿と笹塚を結ぶ線路は、京王新線と呼ばれています。
京王電鉄の路線網が関東の大手私鉄と大きく違うところ、それは「ほぼ全線が東京都にある」です。東京都は東西方向に横長ですが、京王電鉄も東西方向に路線網を形作っています。23区の都心、多摩地方の住宅地、西端の山岳地帯、これらはすべて東京都。京王電鉄沿線には、島しょ以外の東京のすべてがあります。
ただし、相模原線の3駅だけは神奈川県にあります。京王稲田堤駅は神奈川県の川崎市多摩区、若葉台駅は川崎市麻生区、橋本駅は相模原市緑区です。若葉台駅は東京都と神奈川県の境に位置します。東京都側と神奈川県側で、競い合うように発展してきました。京王稲田堤駅と橋本駅は、JR路線も通じており、神奈川県内のアクセスもしやすいと言えます。
今後も楽しみな相模原線
【2位】相模原線の充実とリニア中央新幹線
京王線系統の支線で最も期待度が高い路線は相模原線です。支線と言っても他の支線とは別格の長さがあります。また、ほとんどの列車が京王線に直通し、新宿や都営新宿線方面へ乗り換え不要です。京王電鉄としても、京王線の京王八王子方面と、相模原線の橋本駅方面は、同じくらいの重要度で捉えているようです。
2012(平成24)年には調布駅付近が地下化され、同駅での京王線と相模原線の平面交差が解消されました。相模原線と京王線新宿方面の直通がスムーズになり、その翌年から特急が復活。2018年2月からは、新宿始発の座席指定列車「京王ライナー」も設定されました。
終点の橋本駅には、2027年にリニア中央新幹線の駅ができる計画です。橋本から品川、名古屋への所要時間は発表されていません。しかし、品川〜名古屋間の所要時間は約40分と示されています。距離で勘案し、各駅停車タイプの列車を利用するとして予測すると、橋本から品川へは15〜20分程度、名古屋は40〜50分程度になりそうです。相模原線には、京王線沿線とリニア中央新幹線を結ぶ役割が加わります。東海、近畿方面がより近くなりそうです。
なお、相模原線の京王多摩川〜橋本間では、2018年3月17日から普通運賃だと10〜20円の値下げが実施されました。理由は、もともと相模原線の建設費を運賃に加算する制度にあります。建設費の回収が進んだため、1〜13kmの加算運賃を廃止、14km以上の加算運賃を減額しました。将来は14km以上の加算運賃も廃止されるため、さらに値下げが行われる見込みです。
遅れはライバルより少ない
【3位】ノロノロ運転だけど、定時運行率高し
京王線系統の特長として、列車種別の多さと支線直通運転が挙げられます。列車種別は停車駅の多い順に、各駅停車、快速、区間急行、急行、準特急、特急、京王ライナーの7種類。特急は明大前〜調布間で11もの駅を通過する俊足ぶりです。しかも特急料金はかかりません。調布以西に住む人々にとって、都心に最も速く行ける列車です。
京王線を走る特急・京王八王子行き(画像:photolibrary)。
ただし特急は、朝ラッシュ時は走りません。この時間帯は代わりに急行、区間急行、各駅停車を増発しています。特急を利用したければ、ピーク時間帯よりも早め、または遅めに出勤した方が良いですね。あるいは、通勤・通学という視点だけで住まい選びをするなら、急行停車駅周辺で十分、という見方もできます。
京王線に乗っていると、特急や急行が走っていたとしても、前方の各駅停車が詰まっていて「速くない」という印象があります。これは通勤時間に限らないようです。筆者も平日日中の上り電車で、運転席後ろから先行電車を目撃しました。京王線は新宿〜笹塚間だけが実質的な複々線(線路4本)で、ほかは複線(線路2本)です。笹塚〜調布間は京王線系統と相模原線系統の電車が走り、その本数の多さから詰まっているように感じます。
ところが、国土交通省が2017年12月22日に発表した資料によると、2016年度の京王線の遅延証明書発行日数は1か月あたり6.3日で、JR中央線や小田急小田原線の約3分の1でした。首都圏の鉄道全体のなかでも低い数字となっています。現状に即したダイヤを設定しているため、列車の運行が詰まっているように見えても、きちんと定時運転していると読み取れます。
ノロノロ運転は不愉快ではあります。しかし、予定の所要時間を守れない、というより、到着時刻が安定している――これも通勤利用者にとって重要なことです。ただし、定時運転であっても「ノロノロ運転、電車が数珠つなぎ」という現実が否定できません。その影響で「開かずの踏切」も多数存在しています。自動車やバイクで移動する人は、踏切を避けるルートを心掛けましょう。
帰宅に頼もしい「京王ライナー」、乗り換え便利な都営新宿線
【4位】新型5000系と「京王ライナー」
京王電鉄の大きなトピックのひとつが、同社初の有料指定席列車「京王ライナー」です。平日の夜間から深夜、土休日の夕方から夜間にかけて、新宿から京王八王子行きと橋本行きが5本ずつ設定されています。新宿を出ると、最初の停車駅は京王線の府中、相模原線の京王永山です。長距離利用者向けのサービスです。
「座ってカエル。」「速くカエル。」「遅くカエル。」というキャッチフレーズで、快適な帰宅をサポートします。座席指定料金は400円。新宿〜京王八王子間は最速35分、新宿〜京王多摩センター間は最速24分です。平日最終の京王八王子行きは新宿0時ちょうど発、橋本行きは0時20分発で、残業や接待の帰りで疲れたときに頼もしい存在です。
「京王ライナー」に使用する5000系電車は、通常は窓を背にして座るロングシート、「京王ライナー」使用時は2人掛けの座席を進行方向に転換したクロスシートにできます。今後は日中の高尾山向け「観光ライナー」や、橋本駅行き「リニアリレー号」も誕生するかもしれません。
【5位】都営新宿線で秋葉原に直結
京王線は京王新線を介して、新線新宿から都営新宿線と直通運転を実施しています。新宿線はにぎわいのある新宿三丁目、オフィス街の市ヶ谷、日本武道館や皇居に近い九段下、書店街の神保町、秋葉原電気街の南端にある岩本町、明治座のある浜町などを通り、千葉県市川市の本八幡駅に至ります。
神保町は本の町。岩本町は鉄道書も豊富な「書泉ブックタワー」に近く、鉄道ファンには便利です。本八幡は京成線とJR総武線に乗り換えられるため、千葉、成田空港方面も便利です。さらに神保町で都営三田線、馬喰横山駅で都営浅草線、森下駅で都営大江戸線とそれぞれ接続。東京メトロは銀座線を除く8路線に乗り換えられます。
都営新宿線は平日日中、全区間にわたって急行運転を実施しています。停車駅は新宿、市ヶ谷、神保町、馬喰横山、森下、大島、船堀、本八幡です。JR線や都営地下鉄の他路線との乗り換えに配慮した停車駅といえそうです。
「学生が上京して住むなら京王沿線」の理由
【6位】大学進学に便利「東京スタートライン」
京王電鉄沿線は大学が多数あり、通学に便利な路線です。大学にちなんだ駅名として、井の頭線の駒場東大前、京王線と井の頭線の交差する明大前があります。このほか、新宿は工学院大学や文化学園大学、下高井戸は日本大学文理学部、千歳烏山は日本女子体育大学、仙川は白百合女子大学や桐朋学園大学、国領は東京慈恵会医科大学、調布は電気通信大学、平山城址公園は東京薬科大学、めじろ台はバス便で法政大学、高尾は拓殖大学、多摩動物公園は中央大学や明星大学、南大沢は首都大学東京が挙げられます。吉祥寺は成蹊大学もあります。
京王電鉄沿線に大学が多い理由として、都営新宿線沿線の大学の郊外移転先という見方もできそうです。神保町に明治大学、市ヶ谷に日本大学と法政大学、曙橋に中央大学があり、都営新宿線と京王線で郊外キャンパスと結ばれています。新宿の工学院大学も、八王子にキャンパスがあります。
渋谷と吉祥寺を結ぶ井の頭線。種別は各駅停車と急行の2種類(2013年11月、恵 知仁撮影)。
このほかに、都営新宿線沿線には、上智大学、専修大学、東京医科大学などがあります。これら大学への進学をきっかけに上京して、郊外に下宿先を探すとなると、京王線沿線が魅力的といえます。井の頭線の吉祥寺、明大前、渋谷も、大学生を中心とした若い文化が華やぐ町として認知されています。これも、京王線沿線が東京生活のスタートアップに適した環境になっていることの背景でしょうか。
【7位】新宿と渋谷、両方使える定期券「どっちーも」
京王電鉄の運賃は他の鉄道会社より低い水準です。首都圏の鉄道会社で比較すると、京王電鉄は初乗り運賃が130円(ICカード124円。以下同じ)で、小田急、東急と並び最安値。5kmも140円(133円)で最安、10kmだとJR東日本(山手線内、電車特定区間)の170円(165円)に次いで2番目の180円(174円)です。これも若者にはうれしいポイントです。
ビジネスパーソンにもお得な制度があります。新宿駅と渋谷駅の両方で乗り降りできる定期券「どっちーも」です。明大前駅から西の各駅と新宿駅を結ぶ1か月定期運賃に1000円をプラスすると、渋谷駅も乗降可能になります。同様に渋谷駅とを結ぶ1か月定期券もプラス1000円で新宿駅を利用できます。3か月定期は2850円の加算、6か月定期は5400円の加算です。
「どっちーも」は、「通勤では新宿を使うけれど、休日は渋谷に遊びに行く」「普段は渋谷を利用しているけれど、新宿から始発電車で座って帰りたい」という場合に便利な定期券です。座席指定券があれば、もちろん「京王ライナー」も利用できます。
肉、そば、駅弁に、一攫千金のチャンスも?
【8位】プレイスポット多数、グルメなお楽しみも
通勤・通学に便利な京王電鉄沿線は、余暇を過ごすスポットも充実しています。
まずはグルメ情報から。京王電鉄のウェブサイトでニュースリリースをチェックすると、「東京ミートレア」に関する情報が多いようです。東京ミートレアは2009(平成21)年にオープンした“肉料理のテーマパーク”。相模原線・南大沢駅前のビルのワンフロアで、京王電鉄が運営しています。焼き肉、ステーキ、カレー、ラーメンなど、肉を楽しむ店が並ぶほか、各店舗がテイクアウトメニューを販売しており、共用テーブルに持ち込んで食べ比べもできます。毎月末に「にくフェスタ」を開催。このプレスリリースが毎月登場するため、京王電鉄のウェブサイトはカロリーが高めです。
京王電鉄のもうひとつのグルメと言えば「そば」。沿線の深大寺(東京都調布市)周辺に伝わる深大寺そばは、徳川三代将軍・家光が好んだという歴史もあります。そして「高尾山の冬そばキャンペーン」は2002(平成14)年から16年間も続く伝統の催し。登山者に好まれた「高尾山とろろそば」をはじめ、18軒(2018年)の店が自慢のそばを提供します。キャンペーン中はスタンプラリーが行われます。
京王グループのグルメイベントとして、京王百貨店新宿店の駅弁大会を忘れてはいけません。正しい名前は「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」です。毎年1月に開催され、2018年で53回目でした。冬の風物詩としてテレビの情報番組でも紹介されています。
自然を楽しむスポットは、ミシュランガイドに掲載された高尾山を筆頭に、多摩動物公園、井の頭自然文化園、京王百草園などがあります。プレイスポットとしては、よみうりランド、サンリオピューロランドなど。鉄道好きのお友達には京王れーるランドがおすすめです。京王電鉄の歴代の車両を保存展示しているほか、ミニ電車、運転体験、シミュレータ、ジオラマなどのアトラクションもあります。プラレール体験コーナーは子どもたちでにぎわっています。
文化施設としては初台に新国立劇場があり、飛田給から徒歩5分の場所に味の素スタジアム(東京スタジアム)があります。サッカーやアメリカンフットボールなどのスポーツイベント、野外コンサート、フリーマーケットなどが開催されています。スタジアムに隣接する武蔵野の森総合スポーツブラザは、メインアリーナでコンサートやファッションショーなども開催されます。
一攫千金を狙う冒険者も京王線沿線にチャンスあり。東京競馬場(府中競馬場)、京王閣競輪場(東京オーヴァル京王閣)、多摩川競艇場(ボートレース多摩川)など、公営競技のうち、オートレース以外の3競技がそろっています。
沿線でリノベーション住宅を展開
【9位】おしゃれな物件がたくさん
京王電鉄沿線のニュータウン開発といえば、「多摩ニュータウン」が最も大規模です。相模原線沿線で、東西約15km、南北約5km。高度経済成長期に急増した住宅需要に応えるため、1963(昭和38)年に都市計画区域が決定し、開発がスタートしました。開発主体は日本住宅公団(現・都市再生機構)、東京都、東京都住宅供給公社などです。開発当初は鉄道がなく、おもな最寄り駅は京王線の聖蹟桜ヶ丘でした。その後、鉄道建設公団が多摩センターまで京王相模原線と小田急多摩線を建設し、25年間の分割払いで両社に譲渡しました。
京王グループが主体となった大規模住宅地開発は、京王桜ヶ丘住宅地から始まりました。1960(昭和35)年に造成開始、1963(昭和38)年に分譲開始。続いて1967(昭和42)年に京王めじろ台住宅地、1973(昭和48)年に京王平山住宅地が分譲を開始しました。これらは現在も高級分譲地として人気です。こうした伝統の住宅地のほかに、京王不動産はユニークな住宅を提供しています。賃貸デザイナーズマンション「Hi-ROOMS」は、駅に近く、個性的な間取りと外観で人気です。
また、リノベーション住宅の分野では、京王電鉄と東京電力ホールディングスが出資する「リビタ」で展開しています。人気の立地に新たな土地の出物はありません。そこで中古物件のリニューアルです。
「SHARE PLACE」は、社宅や賃貸マンションを1棟単位で仕入れて、シェアハウスとして運営しています。これは手頃な家賃で若い人にも人気。まさに、東京生活のスタートアップにふさわしい住まいです。マンションリノベーション分野では、「R100 TOKYO」というユニークな事業を展開しています。100平方メートル以上の物件を専門に扱います。こちらは京王電鉄沿線に限りません。また、戸建て住宅についても、「HOWS Renovation」ブランドで展開しています。いずれも中古物件を再生し、付加価値を付けて提供する事業です。
京王電鉄グループには、中古の電車を改造して地方鉄道に販売する「京王重機整備」という会社があります。まだまだ使える古い車両の改造が得意な京王グループにとって、住宅のリノベーションは京王グループらしい事業かもしれません。
京王線の高架化、新駅構想は
【10位】未来の京王線
さて、京王電鉄の将来の計画はどうなっているでしょうか。現在のところ、新規路線の建設、延伸の予定はありません。2018年5月8日に発表された「京王グループ中期3カ年経営計画」によると、「京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業の推進」と「座席指定列車『京王ライナー』の運行拡大を検討」とあります。
京王線の連続立体交差事業は、笹塚〜仙川間の約7.2kmを高架化し、25か所の踏切を解消します。第3位でも触れましたが、電車の数珠つなぎ運転によって、踏切の閉鎖時間が長くなり、地域の移動が不便になっています。これを立体交差化で解決する事業です。
この高架化によって、代田橋、明大前、下高井戸、桜上水、上北沢、芦花公園、千歳烏山が高架駅となります。また、明大前と千歳烏山は2面2線(ホーム2面と線路2本)から2面4線(ホーム2面と線路4本)となり、急行と各駅停車の接続や特急の追い越しなどが可能になります。これで混雑時間帯の急行のスピードアップも期待できそうです。
この高架化は、仙川のひとつ先のつつじヶ丘までが2012(平成24)年に東京都から都市計画が決定されました。それと同時に、笹塚からつつじヶ丘まで、地下に急行線を建設して複々線化する計画も決定しています。世田谷区が公開した資料によると、この急行線は途中駅が造られません。従って、特急は明大前も通過する列車になりそうです。京王線の大幅なスピードアップはこのときのダイヤ改正で実施されそうです。
笹塚〜仙川間の連続立体交差事業は2022年に完成予定です。地下急行線と仙川〜つつじヶ丘間の立体交差化は、そのあとに着手され、2年程度の工期を見込んでいるようです。
新駅については、相模原線の稲城〜若葉台間の中間に新駅を設置する構想があります。稲城市の区画整理事業の中心駅となる予定です。しかし、京王電鉄側に計画はありません。設置するとしたら、稲城市が建設費を全額負担する請願駅になると思われます。
また、相模原線には橋本から先へ延伸する構想があり、路線免許も取得していました。しかし実際には着手されず、免許は失効しています。橋本駅についてはリニア中央新幹線の駅と少し離れていることから、駅前の再開発に合わせてリニア駅に近付ける案も検討されているようです。京王電鉄や自治体に延伸の期待があるとするならば、このときの京王橋本駅の位置にそれが現れるかもしれません。
京王電鉄沿線は、若い人が初めて東京暮らしをするときにおすすめです。将来はリニア中央新幹線に接続し、複々線化で特急がスピードアップします。個性的な住宅もあり、自分らしく、末永く暮らせる沿線だと思われます。
【写真】京王だけの種別「準特急」
新宿に向けて走る8000系10両編成の準特急。この種別を現在見られるのは京王電鉄のみ。また、種別表示は現在オレンジ色が使われている(画像:photolibrary)。