【MLB】「打者・大谷」へ懐疑的な見方一転 米殿堂入りの敵将「彼は危険だ」
ツインズ監督が「打者・大谷」への疑念を告白「予想していなかった」
エンゼルスと4連戦を戦っているツインズのポール・モリター監督が二刀流右腕・大谷翔平の打撃について懐疑的な見方をしていたことを明かしている。地元紙「パイオニアプレス」が伝えている。
今季メジャーで鮮烈なデビューを飾った大谷はツインズとの連戦でも最初の2試合に野手として出場し、1本塁打を含む8打数3安打2打点と活躍。今季ここまで投手として3勝1敗、防御率4.10、打者として打率.348、5本塁打、16打点と好成績を残しており、規定打席には到達していないものの、出塁率.392、長打率.652と好調を維持している。
そんな大谷の活躍に、モリター監督も衝撃を受けているようだ。現役時代、3319安打、234本塁打、1307打点、504盗塁を記録し、殿堂入りも果たしている指揮官は記事の中で「私は予想していなかった。ピッチングは通用するだろうと思っていた。だが、オオタニのスプリングトレーニングについて聞いたり、(記事で)読んだりした限りでは、オフェンスに関しては少し疑いがあったんだ。日本で成績を積み上げてきたにも関わらずね」と明かしている。
昨オフに争奪戦の末にエンゼルスに移籍した大谷。日本ハムでは二刀流として活躍したが、開幕前のオープン戦では打率.125、防御率も27.00と苦しんだ。しかし大谷はその裏で打撃フォームを修正するなど、試行錯誤を重ね、開幕直後から活躍。打撃面でも3試合連続本塁打など衝撃のスタートを切った。
そんな23歳について、モリター監督は「おそらく、きっかけを必要としていただけだったのかもしれない」と分析しており、今では「彼は危険だ。パワースイングもできるが、コンタクトに関しても本当にいい感性を持っているようだ。カウントが不利になって、つなげなければいけない時にも、だ。彼は狙いを外されても、強打できてしまう能力がある。間違いなく打撃面のスキルは高い。狙い球がくれば、ヒットにしてしまうんだよ」と、警戒心を強めているという。
敵将の想像の上をいく活躍を見せる大谷は13日(日本時間14日)は投手としてツインズ戦に登板する。二刀流の新星はマウンドでも衝撃を与えることができるか。(Full-Count編集部)