ツインズのエース右腕・ベリオスから二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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適時二塁打を浴びたツインズ右腕ベリオスが“証言”

 打者として出場した20試合で打率.348、5本塁打16打点を記録するエンゼルス大谷翔平選手。先発投手として3勝(1敗)を挙げる中、打席での勢いが全く衰える様子のない二刀流に、各方面から称賛の声が集まっている。10日(日本時間11日)に対戦したツインズのエース右腕ホセ・ベリオス投手は、打者・大谷の恐ろしさとして「アグレッシブさ」を掲げたという。

 ツインズの地元紙「パイオニアプレス」では、投打の活躍を続ける大谷を特集。その中で10日(同11日)に対戦し、3回に右中間へ適時二塁打を許したベリオスの“証言”を紹介している。この時、打球は外野手の間を抜けなかったものの、大谷は一塁ベースを回るとギアを入れ替えて加速し、二塁ベースを陥れた。現地メディアによると、本塁から二塁ベースまでの到達タイム8.07秒は、今季エンゼルスの二塁打として最速タイムだったという。

 マウンド上のベリオスは打者・大谷をどんな目で見ていたのか。「彼はアグレッシブな打者だ。バットを振りたがっているのがわかるんだ。彼はヒットを打ちたがっている」と証言。大谷と同じ23歳のプエルトリコ出身右腕はこう語った。

 打席に立つ大谷が燃やすヒットにかける執念にも似たアグレッシブさを、18.44メートル離れたベリオスもひしひしと感じていたようだ。そこで達した大谷対策は至ってシンプルだった。

「彼をアウトに仕留めることができるかは、いいボールを投げられるかどうかにかかっている」

 二刀流のスーパースターから見逃し三振を奪うことは難しいのか。打ち気に燃える大谷を仕留めるには、最高のボールを投げてバットの芯を外して打ち取るか、空振りを奪うことが最善策のようだ。(Full-Count編集部)