セルジオ越後氏

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日本時間23日、ベルギーで行われた国際親善試合でマリ代表と対戦した日本代表は、W杯に向けた数少ない貴重な実戦も格下相手に1-1のドロー。試合後の長谷部誠は「個々の能力も組織としても修正しないと」と語り、長友佑都も「今修正しないと手遅れになる」と危機感をつのらせた。

すると24日、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、サッカー解説者・秋田豊氏、セルジオ越後氏が同一戦を振り返り、それぞれ辛辣なコメントを残した。

「立ち上がり、ハリルホジッチ監督がやろうとしている前からプレッシングかけてっていうところ。そこはうまくはまりかけていた」と評価した秋田氏だが、日本代表が2度の決定機を外した点については「そういうところで取ることができないと、ああいう風に苦しくなりますよね」と呆れ顔。その上で「いや、正直いってこれじゃあね、ワールドカップは厳しいですね」と言い放つ。

また、スタジオでコメントしたセルジオ氏は「結果も中身も期待してたんですけど、期待外れでしたね」と切り出すや、「試合観て久々にイライラしましたね。多分昨日試合観た人はみんなイライラ、僕だけじゃないと思います。それくらいちょっとガッカリしましたね」と語気荒く語る。

さらに長谷部や長友の「修正発言」に言及すると、「試合の内容よりもチームがうまくいってないっていう発言じゃないか」と推測。「普通監督がいわなきゃいけない言葉」などと言葉を続けると、「誰に向けてこのメッセージを送ったのか。チームの中がこの発言で心配」とも。

その上で、27日に行われるウクライナ戦の結果次第では「選手が23人入るより、監督が"これでいいのか"っていうくらいの議論になるかもしれない」と監督更迭の可能性を口にした同氏は、「オーストラリアも最近監督を代えているから日本も代えるなら代えてもおかしくない」とまで語った。