西岡良仁が期待の新星デミノーを下し2回戦進出。見応えのあるストローク戦を制す[男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ]
「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日〜4月1日/ハードコート)の1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)がアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦。西岡が6-2、6-4のストレート勝ちで2回戦進出を決めた。試合時間は1時間16分。
両者は今回が初対戦。デミノーは、ランキングでは130位ながら、19歳の若手の一人。今年1月に開催された「シドニー国際」では、10代ながら準優勝となる活躍を見せて、一躍注目を集めた。一方の西岡は、現在374位。昨年のこの大会の時にはキャリアハイとなる58位を記録し上り調子だったが、2回戦で左膝の前十字靭帯を損傷。約10ヶ月の離脱を余儀なくされた。復帰した西岡が今回、昨年の雪辱をどこまで果たせるか注目される。
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試合はデミノーのサーブからスタート。両者最初のサービスゲームをすんなりキープするも、そこからはブレーク合戦。第3ゲームで西岡が強烈なリターンエースをきっかけにブレークすると、今度はデミノーがストロークで崩してスマッシュを決めブレークバック。負けじと第5ゲームでは西岡がウィナーを決め、もう一度リード。若手同士の見応えのあるラリーの応酬が続く。
西岡は攻撃の手を緩めず第6ゲームをキープすると、続く第7ゲームではデミノーにミスが増え3度目のブレーク。そのまま6-2で第1セットを先取した。
勢いのまま勝負を決めたい西岡だが、第2セットはなかなかチャンスを作れない。すると逆に第6ゲームで西岡は自身のミスからピンチを招くと、最後は不運なコードボールとなり2-4とリードを許す。しかし西岡は流れを渡さず、すぐにブレークバック。勢いを取り戻した西岡はそこから更に3ゲームを連取し6-4で第2セットも取り、勝利を決めた。
勝利した西岡は、2回戦で第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦する。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2回戦進出を決めた西岡良仁(「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」の時のもの)
(Photo by John Cordes/Icon Sportswire via Getty Images)