よく間違えられている方がいますが、アボカドは果物。

果物とは思えないほど油がたっぷりでクリーミーなことから、「森のバター」と呼ばれるほどです。

この油の主成分は、オリーブ油にも多く含まれているオレイン酸。オレイン酸は悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化の予防に役立つとされています。

また、その食感もさることながら、強力なアンチエイジング作用があるビタミンEも豊富ということで、アボカドはご存知の通り女性に大人気の食材。

ビタミンEの含有量は、果物の中でトップクラスです。


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料理としては、生でサラダや刺身と組み合わせるのがメジャーですが、今回は夏に合うさっぱりパスタに。見た目もグリーンで爽やかです。

ビタミンEのアンチエイジング作用は、ビタミンCと組み合わせることでより強力になります。

ですから、色止めも兼ねてレモン汁を使用、そして仕上げに使うバルサミコ酢も加わって、夏バテ気味でもスムーズに食べられるさっぱりパスタになっています。

このパスタは夏になると毎年何回か作りますが、食べるたびに「バルサミコ酢ってすごいな」と感心させられます。

アボカドだけだと淡泊でさっぱりしすぎる感のあるソースが、バルサミコ酢のおかげでキリッとしまって味わいが何倍、いや何十倍もアップするんです。

バルサミコ酢を買ったはいいけどなかなか使いきれない方、ぜひこのパスタを作ってみてくださいね。


レシピ制作:長 有里子


<材料 2人分>
スパゲッティ 160g
アボカド 小さめ2個
レモン汁 小さじ2
オリーブ油 大さじ2
コンソメ 少々
水 大さじ4
塩 少々
バルサミコ酢 適量

<作り方>
1、アボカドをボールに入れ、軽くつぶす。
2、レモン汁、オリーブ油、コンソメ、水を入れて混ぜ、塩で味を調える。
3、ゆでたスパゲッティを冷水で洗って器に盛り、2をのせ、バルサミコ酢をまわしかける。

(長 有里子)