エジプトの著名な考古学者が、バルセロナのリオネル・メッシを「バカ」とののしった。テレビでの発言が大きな批判とつながり、学者は「誤解だった」と釈明に追われている。『ガルフニュース』が報じた。

問題となったのは、エジプト考古学の権威でもあるザヒ・ハワス氏が5日のテレビ番組で残したコメントだ。先月、メッシがエジプトやピラミッドを訪れたときのことを振り返り、ハワス氏は次のように述べた。


「メッシはバカだ。残念ながらそう言わなければならない。私が古代のことを説明していたとき、彼の顔にはまったく反応がなかった。まるで岩に対して説明しているみたいだったよ。だが、彼がただのバカだったというだけだ」

現役ながらサッカー界のレジェンドとなり、世界一の選手とも称賛されるメッシを「バカ」呼ばわりしたことで、ハワス氏には批判が相次いだ。これを受け、同氏は一転し、自身がアルゼンチン代表のファンだと明かしたうえで、「誤解させたことをメッシと彼のファンに謝罪する」と陳謝した。

「短い電話でのインタビューで、正確に意味を説明する時間が足りなかった。それで誤解につながってしまったんだ」