三菱航空機(株)提供
 
三菱航空機は新たに、アメリカにフェリーフライト(輸送)された国産リージョナルジェット「MRJ」の飛行試験機2号機が試験場にて飛行試験を開始したことを発表しています。
 
昨年12月19日に、米国ワシントン州モーゼスレイクのグラント・カウンティ国際空港に到着していた飛行試験機2号機。初となる飛行試験は1月5日(現地時間)に行われ、2時間20分の間に基本的な飛行特性の確認を実施。また飛行試験は1日複数回実施するなど、順調に進んでいるようです。
 


 
現在初号機と4号機が米国にわたり、3機体制で飛行試験を進めているMRJ。しかし1月23日には5度目の納入延期が発表され、2018年半ばから2020年半ばへと納入時期が変更されました。これには関係者や航空ファンが肩を落としたのみならず、ライバル機との受注競争という観点でも今後に大きな影を落としています。
 
MRJの量産初号機はANAホールディングスに引き渡される予定です。日本だけでなく、世界の空を羽ばたく予定のMRJ。その美しい翼が乗客を乗せる日までは、もう少しの時間が必要なようです。
 
Image Credit: 三菱航空機(株)提供
■MRJ
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