思わずディストピアという言葉が頭をよぎりましたが、じつは結構実用的です。アマゾンは2016年12月、多数のドローンが合体する「メガドローン」の特許を取得しました。
 
Amazon Technologies Inc.が2015年2月に出願した「collective unmanned aerial vehicle」というこのドローン特許では、小型のドローンをまるでパッチワークのように組み合わせるアイディアが説明されています。
 
このように多数のドローンを合体させるメリットとして、「より重いものを持ち運べる/より長距離を移動できる」などのメリットが予測されています。さらに一つ一つのドローンは必要があれば分離可能で、それぞれが配達へと飛び立つことも可能なんです。
 
例えば普通のサイズのドローンは最大でも30分の飛行、重くて4.5kg程度の荷物しか輸送できません。しかしこのような合体ドローンなら「もっと重いものをもっと遠くへ」輸送することができます。しかも、航空機のような滑走路は必要ないんです。これは実現が楽しみですね!
 
さらに、このようにドローンを組み合わせて飛行させることで「他の航空機や地上施設からも判別しやすい」といったメリットも生まれます。このような合体ドローンは実現へのハードルも高くなさそうですし、意外と本当に将来運行されることになるかもしれません。
 
Imgage Credit: USPTO
■Amazon’s ‘Mothership’: Retailer Gets Patent for Mega-Drone
http://www.livescience.com/57416-amazon-patents-flying-mega-drone.html?utm_source=rss&utm_medium=rss