オフサイドもイエローカードも廃止!? FIFA技術責任者のファン・バステンが驚きの提案
FIFAのマルコ・ファン・バステン技術部門責任者が、驚きの提案だ。ドイツ『シュポルトビルト』のインタビューで、オフサイドやイエローカードの廃止など、革新的なアイディアを披露している。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
アヤックスやミラン、オランダ代表で活躍し、バロンドール受賞3回を誇るファン・バステン氏は、昨秋からFIFAの技術部門のトップを務めている。以前からオフサイドに懐疑的だったファン・バステン氏は、サッカーをより魅力的なスポーツとするために、ほかにも多くの案を提示している。
◆PK戦の廃止
PK戦ではなく、アイスホッケーのようなシュートアウトを提案している。
「各チームが5本ずつシュートアウトをする。主審が笛を吹いたら、選手は25メートルの距離からドリブルでゴールに向かい、8秒以内にプレーを終えなければいけない」
「PKは一瞬ですべてが終わる。シュートアウトなら、多くの可能性があるんだ。ドリブルもシュートもできるし、GKの反応を待つこともできる。より試合でのプレーに近い状況になるんだ」
この提案は、大会のグループステージでドローをなくすためでもあるという。FIFAは先日、2026年のワールドカップ(W杯)から出場チームを48に増やすことを決めたが、3チーム制のグループステージでは引き分けの影響が増す懸念もあり、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長もドローの廃止を口にしている。
◆時間稼ぎへの措置
例えば、試合最後の10分間は実際のプレー時間だけをカウントするという案だ。時間を稼ぐことを避けるためという。
◆ハンドボール、バスケットボール、ラグビーからの新制度導入
ハンドボールから取り入れるのは、シンビン制だ。
「11人対10人でも難しいなら、8人、9人になればなおさらだろう」
バスケットボールからは、ファール数に応じた退場制。
「DFがファールできるのは5回で、その後はピッチを去らなければいけない」
ラグビーに見習うのは、審判への抗議の仕方だ。
「その権利を持つのをキャプテンだけとする」
◆オフサイド廃止
「個人的な意見だが、オフサイドがなかったら今のサッカーがどうなるのか非常に興味深い。反対意見が多いかもしれないが、私は賛成なんだ。今のサッカーはバレーボールのようだからね。サッカーはもっとスペクタクルで魅力的でなければいけないと思う。FWにもっとチャンスが回り、もっとゴールが増えるようにね。サポーターが見たいのはゴールだ。ホッケーではオフサイドが廃止されたが問題はない」
◆交代数増加
「プレー中の交代も話し合っており、一つの可能性だ。だが、育成年代だけだね。ピッチ上の人数を把握しなければならない主審のことも考えなければならない。むしろ、延長戦になった場合に交代数を1、2つ増やそう」
◆試合数の低減
最後は、公式戦の数を減らす案だ。
「金の問題ではない。我々が目指すべきはクオリティーだ。そのためには年間80試合から最大でも50試合まで減らすべきだ」
ファン・バステン氏の提案にすぐ反応したのが、アメリカのメジャーリーグサッカーだ。ツイッターの公式アカウントで、シュートアウト制導入について「フム」とコメントしている。
ファン・バステン氏は、自身の提案について報じた『AP』の記者のツイートに「多くの人とサッカーの未来のための最初のアイディアについて話した。どう思う?」と反応。
「彼はサッカーに変化を強いるつもりではなく、どんなサポートができるかを知りたいんだ」という記者のコメントに感謝し、「それがとても重要なポイント」と返している。
アヤックスやミラン、オランダ代表で活躍し、バロンドール受賞3回を誇るファン・バステン氏は、昨秋からFIFAの技術部門のトップを務めている。以前からオフサイドに懐疑的だったファン・バステン氏は、サッカーをより魅力的なスポーツとするために、ほかにも多くの案を提示している。
#VanBasten vuole cambiare il calcio e propone 8 nuove regole da adottare durante i Mondiali del 2026. #SkySport https://t.co/tFQ4jc8ok4
— Sky Sport (@SkySport) 2017年1月18日
◆PK戦の廃止
PK戦ではなく、アイスホッケーのようなシュートアウトを提案している。
「PKは一瞬ですべてが終わる。シュートアウトなら、多くの可能性があるんだ。ドリブルもシュートもできるし、GKの反応を待つこともできる。より試合でのプレーに近い状況になるんだ」
この提案は、大会のグループステージでドローをなくすためでもあるという。FIFAは先日、2026年のワールドカップ(W杯)から出場チームを48に増やすことを決めたが、3チーム制のグループステージでは引き分けの影響が増す懸念もあり、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長もドローの廃止を口にしている。
◆時間稼ぎへの措置
例えば、試合最後の10分間は実際のプレー時間だけをカウントするという案だ。時間を稼ぐことを避けるためという。
◆ハンドボール、バスケットボール、ラグビーからの新制度導入
ハンドボールから取り入れるのは、シンビン制だ。
「11人対10人でも難しいなら、8人、9人になればなおさらだろう」
バスケットボールからは、ファール数に応じた退場制。
「DFがファールできるのは5回で、その後はピッチを去らなければいけない」
ラグビーに見習うのは、審判への抗議の仕方だ。
「その権利を持つのをキャプテンだけとする」
◆オフサイド廃止
「個人的な意見だが、オフサイドがなかったら今のサッカーがどうなるのか非常に興味深い。反対意見が多いかもしれないが、私は賛成なんだ。今のサッカーはバレーボールのようだからね。サッカーはもっとスペクタクルで魅力的でなければいけないと思う。FWにもっとチャンスが回り、もっとゴールが増えるようにね。サポーターが見たいのはゴールだ。ホッケーではオフサイドが廃止されたが問題はない」
◆交代数増加
「プレー中の交代も話し合っており、一つの可能性だ。だが、育成年代だけだね。ピッチ上の人数を把握しなければならない主審のことも考えなければならない。むしろ、延長戦になった場合に交代数を1、2つ増やそう」
◆試合数の低減
最後は、公式戦の数を減らす案だ。
「金の問題ではない。我々が目指すべきはクオリティーだ。そのためには年間80試合から最大でも50試合まで減らすべきだ」
ファン・バステン氏の提案にすぐ反応したのが、アメリカのメジャーリーグサッカーだ。ツイッターの公式アカウントで、シュートアウト制導入について「フム」とコメントしている。
Marco van Basten's proposed PK change: "Maybe the player should start 25 meters from goal."
— Major League Soccer (@MLS) 2017年1月18日
Hmm. https://t.co/9LAoW4wVKB
ファン・バステン氏は、自身の提案について報じた『AP』の記者のツイートに「多くの人とサッカーの未来のための最初のアイディアについて話した。どう思う?」と反応。
I’ve discussed some initial ideas for football’s future with many. This is an overview. What do you think? https://t.co/bea50oswXK
— Marco van Basten (@MarcoVanBasten) 2017年1月18日
「彼はサッカーに変化を強いるつもりではなく、どんなサポートができるかを知りたいんだ」という記者のコメントに感謝し、「それがとても重要なポイント」と返している。
Thanks Rob. This is a very important point. @TheIFAB is the historic body, who ultimately discuss & decide any changes to Laws of the Game. https://t.co/B7KU2Jjs4j
— Marco van Basten (@MarcoVanBasten) 2017年1月18日