知念「調子に乗りすぎました」内村「今日は調子いいな〜」映画「金メダル男」完成披露試写会レポ

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内村光良「えー……。知念の人気の高さに驚いています……。スクール革命ではこんなにちっちゃかったのに……」

と、腰のあたりに手をやる内村監督。隣ではにかむHey!Say!JUMPの知念侑李。会場の9割5分を埋める女性客。
都内で行われた映画「金メダル男」完成披露試写会は、黄色い声援を轟かせてはじまった。


「整った顔をしているので……」


映画『金メダル男』は、2011年に上演された内村光良の一人舞台「東京オリンピックの男」が原案。内村自身が監督・脚本・主演を務め、世の中のあらゆる一等賞を目指す男・秋田泉一の半生を描く。

映画ではヤング秋田泉一を知念が、オトナ秋田泉一を内村が演じる「二人一役」。コメディの動きや表情は、内村監督が直接手本をみせたそうだ。

内村「歌舞伎の見得を切る顔とか私がやってみせて。知念、こうやるんだと。……最初は非常に抵抗感があったようですが(笑) みるみる上達して、撮影中盤からは自ら変顔をやるようになりました」
知念「(大変だったのは)やっぱり顔ですかね。とても整った顔をしているで(客席:キャー!!!!)……少し調子に乗りすぎました」
内村「自分で言うな!自分で!」

漫才の素人とダンスのプロ


舞台挨拶には内村&知念をはじめ、共演の木村多江、土屋太鳳、平泉成、宮崎美子が登壇。内村の相手役を演じた木村多江は、内村との漫才や社交ダンスに挑戦。撮影中は「マットの上でコケる練習」まであったという。


木村「漫才ではツッコむところがあったんですけど、監督の頭を叩いていいものか……と。『思いっきり叩いてください』と言われたんで、勇気を出して本番では思いっきり叩かせていただいて……」
内村「本番、ガンガン叩いてましたよ」
木村「監督をぶつなんて暴挙をしていいんだろうかと……」
内村「いや何の抵抗もなかったです」


一方、知念の相手役を務めたのが土屋太鳳。劇中には二人で創作ダンスを踊るシーンがある。片や現役のジャニーズ、片や日本体育大学に在学し舞踏学を専攻(高校時代は創作ダンス部で全国大会出場)という実力者同士。知念も「太鳳ちゃんがうまいんですよ!」と振り返る。

知念「僕も一応プロですから、すごい燃えまして。負けられないなと。やっぱりジャニーズ1だと思ってるんで。…………少し調子に乗りすぎました」
内村「調子に乗りすぎだよ。さっきから調子に乗りすぎだよ」

内村監督、共演者のトークへのフォローも忘れないのだった。

「この映画で金メダルを!」


今回の完成披露試写会は、初めて一般のお客さんに向けた試写会。「皆さんの感想やリアクションが本当に楽しみ」と語る内村監督。最後にW主演の2人に映画への想いを聞いた。

内村「はい、えー」
司会者「知念さんから……」

初めて一般に向けた試写会を行うということは、初めてジャニーズファンに観てもらう機会でもある。内村監督、ちょっと緊張もあるのかも……?

知念「初主演映画ということで、プレッシャーや不安もあったなかでの撮影だったんですけど、ホントに素敵な作品ができたと想いますんで、映画館で金メダルを取りたいなと思います!」

「今日は調子がいいな〜」と、ちっちゃい頃から見ていた知念に目を細める内村監督。その姿はまるで保護者のよう。それでは監督、一言お願いします。

内村「はい!この映画で、金メダルを取りたいと思います!(会場笑) なんの金メダルかはわかりませんが、『今年この映画で一番笑ったで賞』みたいなのがあったら欲しいなと思っています。とにかく、笑ってもらえたら一番幸せです!」

映画『金メダル男』は10月22日(土)から全国公開。
(井上マサキ)