実はよくわからないまま食べていた焼き鳥の部位「えんがわ」「かしら」
大学生のみなさんは、焼き鳥は普段よく食べますか? ちょっと一杯飲みたいときにはぴったりのつまみですよね。鶏のいろいろな部位を食べることができる焼き鳥ですが、なかにはいったいどこの部位なのか名前や見た目からはよくわからないことも……。今回は、実はよくわかっていなかった主な焼き鳥の名前と部位について、社会人のみなさんに聞いてみました。
Q.実はよくわかっていなかった主な焼き鳥の名前と部位を教えてください(複数回答)
1位 えんがわ(胃の外側の部分) 30.7%
2位 ぼんじり(しっぽの先端) 25.2%
3位 きんかん(卵巣に入っている卵) 22.1%
4位 かしら(豚のほほ肉) 21.6%
5位 げんこつ(ひざの軟骨) 20.9%
・魚の縁側ならわかるが、焼き鳥でえんがわと言われてもピンとこないので(35歳/男性/情報・IT/技術職)
・皮膚のあたりだと思っていた(35歳/男性/機械・精密機器/営業職)
・おいしいけどどこだかわからない(38歳/女性/小売店/販売職・サービス系)
■ぼんじり
・結構怪しかった。好きで食べている割に(22歳/男性/運輸・倉庫/専門職)
・いつも疑問に思いながら食べていた(28歳/女性/建設・土木/事務系専門職)
・ヒップだと思っていた(27歳/女性/マスコミ・広告/営業職)
■きんかん
・未成熟とは分かるが何かが分からないから(27歳/男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・卵巣というのは知っていたがそういう名前があるのはしらなかった(33歳/女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・きんかんと聞いても、虫刺されの薬か柑橘しか思い浮かばない(22歳/女性/小売店/事務系専門職)
■かしら
・ずっと、頭の部分または、とさかの部分だと勘違いしていた(41歳/男性/電機/技術職)
・分からなかったが、よく食べていた(28歳/男性/医療・福祉/専門職)
・おいしければ部位は気にしない(38歳/女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■げんこつ
・通の人しか知らない部位(28歳/男性/医療・福祉)
・軟骨にも種類があることを知らなかった(25歳/女性/不動産/事務系専門職)
・げんこつとかきんかんは聞いたこともなかった(25歳/女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
■番外編:私、勘違いしていました……
・手羽元(羽の付け根)。すこし前まで手羽元を、形からももの肉だと思っていた(27歳/男性/マスコミ・広告)
・ねぎま/はさみ(ももやむねとねぎを交互に挟んだもの)。『ねぎま』と呼ばれるパーツがあるのかと思っていた(21歳/男性/機械・精密機器/営業職)
・はつ(心臓)。名前のイメージから新物かと思っていた(28歳/女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
●総評
「えんがわ」はヒラメやカレイのえんがわを連想した人が多かったようですが、実は焼き鳥にも「えんがわ」があったのです。魚のえんがわは、ひれを動かす筋肉の部分をさしますが、焼き鳥は胃の外側のこと。コリコリとした食感がたまりません。「ぼんじり」はお尻の部分だと思っていた人が多かったです。遠からずではありますが、しっぽの先でした。よく動かして筋肉が発達している部分なので、とてもジューシー。コラーゲンたっぷりで女性にもおすすめ。1羽から1個しか取れない貴重な部位です。
3位は名称そのものを知らない人も多かった「きんかん」がランクイン。名前の由来は、黄色くてコロンとした丸い形が金柑に似ているからだそうです。卵になる前の黄身のことで、ゆで卵とは違った濃厚な味わいが楽しめます。この黄身が通る卵管(たまひも)とセットで「ちょうちん」というメニューになっている場合もあります。
焼き鳥は大好きでも、それがどこの部位なのかまでいちいち考えて食べる人はあまりいないようでした。むしろリアルに想像したらおいしく食べられない!? 気になった珍しい部位を1つでも覚えておくと、焼き鳥屋さんに行ったとき、みんなに感心されるかもしれませんね。
(文・OFFICE-SANGA 関和麻子)
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調査期間2014年12月8日〜2014年12月16日
調査人数:社会人男性145名、女性295名