中国、04年下期も反ダンピング調査対象国で世界一=WTO調査
XFN-ASIAによると、WTO(世界貿易機関)が19日に発表した2004年後半の貿易に関する統計で、反ダンピング(不当廉売)に関する調査件数で中国が、前年に引き続き世界一となり、増大する同国からの輸出に対する世界的な警戒感が示された。ただ、件数では前年同期の36件から25件に減少した。韓国が12件で2位、3位は6件のブラジルと台湾、日米はこれに次ぐ5件だった。反対に調査を実施したのは、EU(欧州連合)が最も多く17件。次いで中国が16件、インドが14件。反ダンピング調査の対象となったのは、化学製品やプラスチック、金属など。
ただ、実際に反ダンピング措置を受けた件数では、23カ国から91件の措置を受けたインドが1位。次いでトルコの12件、中国の10件と続く。また、中国は前年同期の22件から半減した。 【了】
ただ、実際に反ダンピング措置を受けた件数では、23カ国から91件の措置を受けたインドが1位。次いでトルコの12件、中国の10件と続く。また、中国は前年同期の22件から半減した。 【了】