「友達の電話番号教えて。誰かの家教えて...」無作為に男児を狙う老女、福岡の街を徘徊中【事案ウォッチ】
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、福岡県の「ふっけい安心メール」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。
男児を狙う老女。画像は本文とは無関係です(Andy Rennieさん撮影、flickrより)
「誰かの家教えて」
2015年11月11日、8時ごろ。飯塚市立岩の路上において、声かけ事案が発生した。
男子児童が通学中、見知らぬ女に遭遇した。女は男子児童に対して「友達の電話番号教えて。誰かの家教えて」と声をかけてきた。女は年齢が50歳くらい、おかっぱの髪でサングラスと白いマスクを着用していたという。
見た目からして「不審者です」と言わんばかりの女である。時刻は朝の8時であり、日差しが眩しくてサングラスをかけていたのではないだろう。
その発言も、不審極まりない。声をかけた人間に関係ない電話番号を聞き出そうとしている。おまけに「誰かの家を教えて」ときた。「誰かの家」の場所を聞いて、この女はいったい何をするつもりなのだろうか。想像するだけでゾッとしてしまう声かけ事案だ。
事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。