【前園真聖コラム】第058回「今の代表に五輪を経験した選手が何人いるのか考える」
25日から佐賀でU-22日本代表候補のメンバーが合宿を行っています。あまりニュースにはなっていませんが、五輪予選のためにはとても重要な合宿です。
来年1月末、カタールでリオ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23選手権が開催されます。1996年のアトランタ五輪に僕たちが出場して以来、日本は連続して本大会出場を果たしてきました。ですが、今回は出場できなくても不思議ではないくらい厳しい戦いです。
まず日本、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、サウジアラビア、タイとのグループリーグで2位以内に入らなければなりません。さらに、韓国、ウズベキスタン、イラク、イエメンのどれかと準々決勝を戦い、勝利することが絶対条件です。ベスト4に進出しても、さらにもう1回勝って、トップ3に入らなければ五輪出場はできないのです。
ところが、U-22日本代表にはもう強化する時間がほとんどありません。だからこの合宿はとても大切なのです。
強化の方法として僕は日本代表とU-22代表の練習試合を組んでもよかったのではないかと思います。僕たちは、「五輪代表が日本代表と戦っても勝てるのではないか」と思っていました。
思い上がりだったと思います。ですが、僕たちのころは日本代表と掛け持ちしている選手が多かったため、それくらいの自信を持ってプレーできたのです。今のU-22代表の選手では日本代表でプレーしたことのある選手は少ない。思い上がれるくらいの準備をしてあげてほしいと思います。
今の代表にも五輪本大会を経験した選手が何人いるでしょう? 西川周作、酒井宏樹、酒井高徳、吉田麻也、森重真人、長友佑都、山口蛍、清武弘嗣、永井謙佑、本田圭佑、香川真司、宇佐美貴史、岡崎慎司の13人と、半数以上もいるのです。そしてこの選手たちは、世界大会を通じて成長しました。
日本がワールドカップに出場することはもちろん、U-22代表が五輪に出場することも日本サッカーのためには本当に重要なことです。そのための支援を、もっと考えなければいけないのではないでしょうか。
来年1月末、カタールでリオ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23選手権が開催されます。1996年のアトランタ五輪に僕たちが出場して以来、日本は連続して本大会出場を果たしてきました。ですが、今回は出場できなくても不思議ではないくらい厳しい戦いです。
ところが、U-22日本代表にはもう強化する時間がほとんどありません。だからこの合宿はとても大切なのです。
強化の方法として僕は日本代表とU-22代表の練習試合を組んでもよかったのではないかと思います。僕たちは、「五輪代表が日本代表と戦っても勝てるのではないか」と思っていました。
思い上がりだったと思います。ですが、僕たちのころは日本代表と掛け持ちしている選手が多かったため、それくらいの自信を持ってプレーできたのです。今のU-22代表の選手では日本代表でプレーしたことのある選手は少ない。思い上がれるくらいの準備をしてあげてほしいと思います。
今の代表にも五輪本大会を経験した選手が何人いるでしょう? 西川周作、酒井宏樹、酒井高徳、吉田麻也、森重真人、長友佑都、山口蛍、清武弘嗣、永井謙佑、本田圭佑、香川真司、宇佐美貴史、岡崎慎司の13人と、半数以上もいるのです。そしてこの選手たちは、世界大会を通じて成長しました。
日本がワールドカップに出場することはもちろん、U-22代表が五輪に出場することも日本サッカーのためには本当に重要なことです。そのための支援を、もっと考えなければいけないのではないでしょうか。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。