謎の野球サイトがネットで取りざたされている(画像はイメージ)

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プロ野球巨人の現役選手が関与したとされる野球賭博問題を受け、ネットではある野球サイトの存在がクローズアップされている。

試合数時間前に勝敗予想の情報が送られてくるという会員制サイトで、登録料は最高で5万円。BBSには金銭のやり取りを連想させる文言が並び、ネットでは野球賭博と関係があるのではないかと見る人もいる。

「買いづらいって思ってる方今日は巨人ですよ!」

「プロ野球勝敗予想」と銘打ったこのサイトには、「プロ野球の全ての試合で、どちらのチームが勝つかを過去の試合のデータをもとに、ヒイキ無しにハッキリ予想するサイトです」と説明がある。先発予想や戦力分析をし、その情報を試合開始2時間前に有料メルマガで配信する仕組みのようだ。

驚くのは会員料の高さだ。登録時期によって価格は異なり、3、4月は5万円、5月は4万5000円。最も安い9、10月でも2万5000円もする。一般のプロ野球ファンが勝敗予想にこれほどの高額を支払うとは考えにくい価格設定だ。

サイト内には「ハンデ」という表現がたびたび登場する。意味は明確ではなく、「予想結果と成績」ページには「結果はハンデを考慮」とある。勝利予想チームが的中しているのに、なぜか結果は「×」となっている場合があり、試合の勝敗結果とは別の「結果」を意味しているのかもしれない。

掲示板には不審な書き込みが目立つ。

「昨日、一昨日の巨人を観て買いづらいって思ってる方今日は巨人ですよ!但し日本シリーズはヤクルト決定ですが...」
「皆さんところは、クライマックスは通しで、20日精算ですか それとも、12日で一旦精算ですか?」

「買いづらい」「精算」などの文言が金銭のやり取りを連想させる。

プロ野球の賭博問題に関係という噂も

サイトはいったい誰が運営しているのか。サイト内には運営者に関する記載がなく、問い合わせフォームから取材を申請するメールを送ったが、2015年10月22日18時現在、応答はない。

ネットでは、巨人の選手が関与したとされる賭博問題に関係しているのではないか、ともうわさされている。

その理由はこうだ。笠原将生投手はツイッターで、ある飲食店をたびたびオススメしていた。そして、その飲食店の運営会社社長と、この野球サイトのドメイン登録者の名前が漢字まで一致したというのが根拠になっている。

もっとも、飲食店の運営会社はJ-CASTニュースに対し、「全く関係ございません」と否定、真相はやぶの中だ。