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東北・関東・甲信越の鉄道事業者37社局は、優先席付近での携帯電話使用マナーについて、現行の「電源オフ」から「混雑時電源オフ」に変更すると発表した。10月1日以降、各事業者で順次利用者への案内を切り替える。

2013年1月に実施された総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」改正や、スマートフォンの普及などによる携帯電話の利用形態の変化などを踏まえた措置となる。改正された総務省指針では、携帯電話と植込み型医療機器(ペースメーカー)の装着部位との距離を15cm程度以上とするように求めている。

これを受けて各社局は、「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」としている案内を、「優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」との表現に改める。なお、車内での携帯電話による通話については、これまで通り混雑度にかかわらず控えるように呼びかけるとしている。

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(佐々木康弘)