初めての「宮中晩餐」も、学業が忙しいころのご出席だった(6月3日)

国際基督教大学(ICU)に入学後、学業にサークル活動に励まれる秋篠宮家の次女・佳子さま。この7月には姉の眞子さまも単位を取られたICUの6週間に及ぶ短期留学制度『海外英語研修(SEA)プログラム』が予定されているものの、不参加を決断されたという。「充実した英語学習や専攻を決めずに幅広く学ぶこと」ができると、学習院大学を中退しICUに入学された理由を語っていた佳子さまだったが……。

「この夏休みは、佳子さまに公務の要請が殺到すると思うので、それに備えてということではないでしょうか。先日の下関訪問でのフィーバーぶりをみればわかるように、佳子さまがいらっしゃれば、メディアで盛んに取り上げられPRになるので、各自治体、団体は催事に佳子さまを呼びたがるはずです」

こんな事情を明かすのは、秋篠宮家に近い関係者。押し寄せる依頼を大切にするために、6週間も日本を空けることができないと判断されたのかもしれない。

「基本的には、自分が関心を持っているかどうかというよりも、いただいた仕事をひとつひとつ大切にしながら取り組んでいくべきだと考えております」

ご公務については、年末の記者会見でそんな意気込みも、佳子さまは語られていた。6月20日には、ご両親の秋篠宮さま(49)と秋篠宮妃紀子さま(48)が長男・悠仁さま(8)を連れ、昆虫映画『アリのままでいたい』を鑑賞されたが、

「夏休み中であれば、佳子さまが悠仁さまを公的な活動にお連れするなんてことがあるかもしれません。佳子さまは成年皇族として、おひとりでの地方公務も経験されたので、ありえない話ではないと思います」(同・関係者)

6月29日に、ご成婚25周年(銀婚式)を迎える秋篠宮ご夫妻が多忙な毎日を送られていることも、佳子さまが語学研修をお控えになった理由のひとつかもしれない。

宮内庁担当記者の話。

「例えば、秋篠宮さまは公式に発表されているものだけでも、6月16日から21日の間だけで、福島県や香川県への日帰りも含め連日予定がありました。紀子さまも19日を除いて秋篠宮さまと同じ日程でした」

この記者が続ける。

「さらに、10月下旬には2週間ほどのブラジル訪問を控え、そのご準備もあるので、佳子さまは、お住まいで悠仁さまのお世話をすることも求められると思います」

おととしの夏、佳子さまが米国でホームステイをされたのは、眞子さまが留学からお帰りになった後だったので、悠仁さまに寂しい思いをさせないようにという配慮があったのかもしれない。

そんなダンスや公務、悠仁さまの”お守り”などの理由で、短気留学をお取りやめになる佳子さまの「決断」について、

「ファッションなど華やかな部分が注目される佳子さまですが、天皇家の一員として、家の重みを理解されているのですね。20歳の若さで、地に足がついたプリンセスでいらっしゃると思います」

と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。

「この夏は、佳子さまへの公務の依頼が増えることも予想されます。また、宮家という予算と人員が限られた環境で、秋篠宮ご夫妻が多忙で、眞子さまが留学中であれば、弟のお世話や家の用事も佳子さまが担わなくてはなりません。ご家族で協力して公務を果たすという秋篠宮家の家風の下、さまざまな事情を考慮し、語学留学を今回は断念されたのだと思います」(渡辺さん)

ダンスでは、キレのあるジャンプで宙を舞うこともある佳子さまだが、皇族としては揺るぎない姿勢をお持ちのようだ。