セスク・ファブレガス、ディディエ・ドログバ、ジエゴ・コスタら世界的スーパースターを擁するプレミアリーグの名門チェルシーからオファーが届いたことで話題になっているのが、FC東京・武藤嘉紀だ。

だが、出場機会は厳しいと言わざるを得ない現状、武藤はどのような判断を下すのか。14日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」ではサッカー解説者・北澤豪氏が「今しかない」と背中を押した。

「今プレミアリーグで優勝争いをしているチェルシーからオファーを受けたということは、Jリーグだったり武藤がかなり評価されているのではないかと思います」。番組中、北澤氏はこう切り出した。

その上で、「今のチェルシーは各国のスター選手揃いなのでポジションを取れるかどうか分からない。そして、ハリルホジッチ監督もクラブで試合に出ていない選手は呼ばない、使わないかもしれないって言ってますから」と移籍のリスクについても語った北澤氏は、宇佐美貴史の名も挙げ「となると、同じポジションに宇佐美選手がいるんですよね。こうなってくるとどうなるか。5試合6ゴール。Jリーグではトップランキングなんですよ。となってくると日本代表でのポジション争いも厳しくなってくる」と続けた。

だが、ここで「移籍は辞めた方がいい?」と訊かれた北澤氏は「ターゲットをどこに置くか」と前置きするや、「2018年のロシアW杯を見据えて世界基準の選手を目指すならば、22歳という年齢を考えると今しかないんじゃないか」と見解を示した。