XFN-ASIAによると、米金融大手シティグループは、中国での携帯電話端末の出荷数が、2007年には現在から24%増の1億2100万台に増加するとの見通しを示した。

  同グループでは、「年間6000万−7000万人の新規加入に加え、3G(第3世代携帯電話)を取り巻く先行きの不確実性が払拭され、2006年内に予定されているTD-SCDMA(中国独自の3G技術)を利用したサービス開始により、買い換え需要が発生する」とし、この増加が北京五輪が行われる2008年まで続くとの見通しを示した。

  ただ、国内の業者からは、TDS-CDMAによる3Gの機能面や開始時期についてまだ懸念が払拭されていないとの声もあるほか、外国メーカーによる新製品投入ラッシュなどの要因もあり、在庫のだぶつきも起き始めているとも指摘されている。 【了】