13日放送、日本テレビ「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」では、9月の全米オープンでアジア人初の決勝進出を果たすなど2014年最も活躍した日本人アスリートの一人と言っていいプロテニスプレーヤー・錦織圭が出演した。

11月のATPツアーファイナルでは準決勝でジョコビッチに敗れた錦織。この一戦を「やっぱり悔しいですね」と振り返ると、コーチのマイケル・チャンから「怒鳴られたりはないですけど、いい意味での注意だったり怒られるというのはあった。僕自身もうなだれてたので、いいレッスンだと。この経験を活かして次また頑張れ(と言われた)」というエピソードを明かした。

また、世界のトップ選手と比べれば比較的身長が小さい錦織は「理想は185cmくらい」と言いながらも、自身が渡り合える理由を「他の選手にないのは人以上のスピードだと思うので、沢山ボールを取ってより負担はかかるんですけど、そこで色んなテクニックや球種を混ぜて戦うことで彼らに対応している」と分析した。

さらに「ファイナルセットに行くと勝つのは昔から」という錦織は、ここ1年、ファイナルセットまでもつれた際の勝率がなんと90.9%。20勝2敗と圧倒的な強さを誇っている。

番組MCの加藤浩次から「ギアを上げる?ルフィみたいな感じあるんですか?」と、人気漫画「ONE PIECE」の主人公モンキー・D・ルフィが戦闘中に自らのギアを上げパワーアップする場面に例えると、錦織も「ルフィみたいなの、ありますね」と大笑い。「集中するだけなんですけど」と付け加えた。

しかし「ギアセカンドがあるなら、1セット目の1ゲーム目からセカンドに入れれないもんですか?そしたら早く終わりますよ」とダメ出しされた錦織は、「それがそうもいかないんですよ。出だしが結構悩んでた時期もあったので。スロースターターと呼ばれた」と今度は苦笑いを浮かべた。