大きなバストは男のロマン!(らしい) 巨乳界には「東北・北海道には巨乳が多い」という定説があるのだが、それは本当なのか? 本誌ボイン学園のハマノ理事長が説明する。

「今から約20年前に政府が発表した平成6年度の『学校保健統計調査』というのがある。これの16歳女子の平均胸囲を見てみると、1位の青森県を筆頭に東北・北海道勢が上位にランクイン。全国平均の82.2cmを大きく上回っているのだ!」

実際に政府が調査した16歳女子の都道府県別胸囲の平均値ベスト10を見てみよう。

1位:青森県(84.5cm)
2位:岩手県(83.9cm)
3位:千葉県(83.5cm)
4位:秋田県(83.4cm)
5位:岡山県、香川県(83.3cm)
7位:栃木県(83.2cm)
8位:宮城県(83.1cm)
9位:群馬県、新潟県(83.0cm)

確かに、寒い地域が多くを占めている。ちなみに、全国平均は82.2cmだったそうだ。でも、なぜ東北・北海道に巨乳は多いのか。ハマノ理事長が続ける。

「巨乳になるために大事なことは、乳腺組織の発達と皮下脂肪の量である。まず、乳腺組織の発達には大豆イソフラボンの摂取が有効といわれている。つまり、納豆や豆腐を食べるほど巨乳になるともいえるわけで、それらの消費量は西より東のほうが多いのは周知のとおり。

そして、人間の体は寒い地域ほど皮下脂肪がつきやすくなっている。よって、東北・北海道には巨乳が多いという説も、あながち間違ってはいないぞ!」

女性美のトータルコンサルティング会社「ダイアナ」が先日発表した「全国バストランキング」でも、東北・北海道勢の多くは上位に名を連ねている。しかし、このランキング1位は香川県(トップとアンダーの差の平均が15.602cm)。前出の平成6年の政府統計でも5位にランクイン。

温暖な四国と北国は気候が正反対だが、「このあたりは今後の研究課題であ〜る」(ハマノ理事長)とのこと。巨乳の世界はまだまだ奥が深い。

(取材/浜野きよぞう)