堺雅人主演のTBS系ドラマ「半沢直樹」(日曜よる9時)が絶好調だ。回を重ねる毎に数字を上げてきた視聴率は、ついに第3話で22.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今年の連続ドラマの中でトップとなった。
主人公・半沢直樹に関わる敵も味方も個性派揃いなこのドラマだが、半沢直樹が立ち向かう「敵キャラ」たちの中で特に目立っていたのが、小木曽(おぎそ)人事部次長だ。

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このインパクトのあるムカつくキャラクターには、ブログでも、
・小木曽を見ると腹が立って腹が立って仕方ない
・どこを取っても、に・く・た・ら・しーーーーっ!
・相手を追い込むパワハラ、ムカつきますな
といった声が上がる。

彼の得意技、机をバンバン叩く行為については、
・机をバンバン叩く耳障りなメトロノームおじさん
・あの机をドンドン叩くヤツ、むっちゃ腹立つよね
・私さえもノイローゼになってしまいそう
・小木曽次長の机たたきは、会社でやられたらトラウマになりそう
といった感想が多いが、「ちなみに我が家では、小木曽の机バンバンが流行っていて困ります」なんて声もあった。

そんな小木曽人事部次長だが、第3話で半沢直樹の「倍返し」により失脚、出向となってしまった。

半沢直樹に感情移入していた視聴者たちは、
・小木曽が出向でちょっと、スカッとしたわ
・倍返しされちゃった小木曽はかなり強烈なキャラだったので、とてもスーッとした
・次長を「小木曽」呼び捨てで追い詰めたときは痛快でした
と留飲を下げたようだ。

一方で、あれだけムカつく演技をしていた役者さんに目を向けた人もいて、
・いいわぁ小木曽さん。あの憎々しげな顔、嫌らしい悪あがき…たまら〜んっ
・小物ぶりが、もう、すばらしくうまい。その表情しぐさひとつひとつが、いやらしく、すばらしい
・小木曽役の緋田康人が何とも言えない味をもっています
などの絶賛する声も見受けられる。

緋田康人とは、あまり聞き慣れない俳優だと思った人も多いだろうが、
・どこかで見たことがあると思っていたが、思い出した。時効警察の蜂さん(蜂須賀さん)です
・木更津キャッツアイの教頭先生役だった緋田さん
・そういやこの人って元ビシバシステムの西田じゃない?
という声も。

緋田康人は以前は西田康人と名乗っており、シティボーイズ、竹中直人らが所属したラジカル・ガジベリビンバ・システムで活躍、メンバーの住田隆、布施絵理(ふせえり)とともにビシバシステムというお笑いユニットも組んでいた。

出向させられたということで、もう出番がなくなったと思われる小木曽“元”人事部次長には、
・このまま、小木曽さんがフェードアウトしていくのは何かもったいない気がします
・「あぁ、もう小木曽さんが出てこないのか」という、何か一種の寂しさ的な感情も沸き上がってきます
・スカッとしたと同時に、なんだか寂しく感じたのは私だけでしょうか?
と一抹の寂しさを感じるコメントも。

・スピンオフで「人事部次長 小木曽」とかいうドラマを作って欲しいですね
という声もあり、今の半沢直樹人気を考えると、そういったスピンオフが出てくることに期待せずにはいられない。

(芦之由)



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