19日のコンフェデレーションズカップ、グループA第2節で、イタリア代表に3−4と敗れた日本代表。アルベルト・ザッケローニ監督は試合後、次のように述べている。

「イタリアのサポーターとして、1970年のイタリア対ドイツのことを思い出したよ。我々はドイツではないが、そういった感動があったと思うし、観客は楽しんだと思う」

「ブラジル相手に良い試合ができず、チームがどうなるかを見たかった。選手たちには本来のプレーをするように求めたよ。それを彼らがやってくれた。我々には勝利を目指す義務があったんだ。そのために条件をつくった。ブラジル戦で欠いていたパーソナリティーを見せてね」

「だが、イタリアの功績も認めなければいけない。彼らは我々よりもずっとうまくチャンスを生かした。これが、我々が彼らから学ばなければいけないことだ。だが我々は、サッカーをしなければいけないときに、自分たちがいるということを示した」

「こういう試合は国際経験を積むのに役立つ。我々はまたもセットプレーから失点した。もう一つの失点は、自分たちだけで喫したようなものだ。今から来年のワールドカップまでに対策を立てたい。我々と、こういった大国との差を縮めるためにね。それがどれだけできるかが、私やチームにとっての挑戦だ」

「日本は速く走っている。私は自信を抱いているよ。プレーに関しては、すでに今日も劣っていないことを示した。残念だ。そういうときは普通、結果を残せるものだからね。何より選手たちのことを思うと残念だよ。彼らはもっと良い結果に値した。イタリアに対するPK? 審判がそう決めたのなら…」

「試合の解釈の仕方は異なるが、イタリアはバルセロナを思い起こさせた。パーソナリティーのあるプレーをしようとし、中盤でしっかりとボールをコントロールしようとしたね。そして、(マリオ・)バロテッリにすぐ入れようとしていた。私は、イタリアにポゼッションをさせないようにと試合への準備をしたんだ。1タッチ、2タッチでボールを速く動かし、自分たちがポゼッションしようとした。かなりできたけど、最終的には一つひとつのエピソードや経験で決まるんだ」

「ワールドカップに向けて、我々はもっと経験を積まなければいけない。とにかく、今は、イタリアがコンフェデレーションズカップを制覇できるように願っているよ」