週末旅行中2回宝くじ大当たり、行きと帰りの購入分で合計105万ドル。

写真拡大

結婚生活35年、仲睦まじい米国の夫婦は先日、よく行くという湖への旅行に出かけた。旅の大きな目的は釣り。しかし、2人には途中で必ず宝くじを買うという、もう1つの楽しみもあった。そんな2人は今回の旅行で、魚釣りどころではないとんでもないサプライズの連続を起こし、注目を集めている。

米放送局ABCやABC系列KATVなどによると、この夫婦はアーカンソー州スタットガートで暮らす54歳のスティーブン・ウィーバーさんと、55歳の妻テリーさん。2月1日、夫妻はスタットガートから約160キロ北にあるグリアーズ・フェリー湖へ、2泊3日の釣り旅行に出かけた。湖への旅に出たときは、いつも「2枚は宝くじを買う」という2人は、この日も道中でコンビニに立ち寄ると、スクラッチくじを夫は5枚、妻は4枚買ったという。

その後宿に到着し、期待を膨らませていた2人がくじを削ると、夫が買ったうちの1枚が100万ドル(約9,400万円)の当たりくじだと判明。旅行の初日にして驚きの出来事に直面し、「心臓が止まりそうになった」ほど驚いたスティーブンさんは、落ち着かないあまり「家に帰ろう」と言い出したという。しかし、せっかくの旅行も楽しみたい妻は予定通り3日までの滞在を希望したため、彼はその日枕の下に隠して寝ると、翌日からは車の中に大事にしまっておいたそうだ。

こうして旅行も楽しみ、100万ドルの当たりくじという宝物まで携えて家に帰ることになった2人。そして、なおも「楽しみたいから」と宝くじの誘惑に駆られた夫妻は、帰り道で当たりくじを買ったコンビニに再び立ち寄り、2人合わせて6枚のスクラッチくじを購入した。すると、今度は妻が削ったくじが5万ドル(約470万円)当せん。妻から当たりくじを見せられた夫は、すでに自分が100万ドルを当てていたにも関わらず、「慌てふためいて、また心臓が止まりそうになった」ほど驚いたという。

目的のメインだった魚釣りはどこへやら、湖への行きと帰りに買った宝くじで約1億円を当てた夫妻はすぐに換金を申し込み、一躍話題の夫婦に。税金が引かれ、合計71万4,000ドル(約6,700万円)が渡された2人は、賞金の使い道について、今後の宝くじ購入資金に多少充てるほかは「老後の蓄えに」とっておくつもりだと話している。