成功している人の共通点は? ビジョンを諦めない忍耐、幸福感、感情マネージ
この本を執筆したのは、Camille Sweeney氏とJosh Gosfiel氏夫婦。
クロスワードパズルのプロ、俳優、ネットベンチャーのCEOとその道で知られている有名人36人に取材をして成功の秘訣を聞いたところ、いくつかの共通点があったという。
早速みてみよう。
何かから着想を得ることがスタート地点となるが、成功するか挫折するかの分かれ道は日々の格闘を乗り越える力だ。
一夜にして成功している人は皆無で、夫妻が聞いた36人は皆それぞれ、苦労した暗い時期があったそうだ。
辛いとき、うまく行かないときも目標を失うことなく、それに向かって進み続けることがまずは大切といえる。
忍耐は必要だが、うまく行かないときに方法を変える、アプローチを変えるなどの「賢さ」も必要という。
偉業は一人で成し遂げることはできない。
自分のアイディアや目標を支持する人が必要だ。
チームワーク、あるいはその人を支持する人によるエコシステムは不可欠だ。
「人の話を聞くことを実践する能力が、成功に必要な知識獲得に役立っている」とSweeney氏は分析する。
ZapposのCEOで、24歳にして共同創業したベンチャーを2億6500万ドルでMicrosoftに売却したこともあるTony Hsieh氏は、全社員に自分の価値を聞くようにしている。
それを企業の価値や社風に組み込むのだという。
実力派女優Laura Linney氏の場合、台本を読み返してみて自分に可能性を広げてくれると思った役を引き受けるようにしているという。
成功に必須なものとして、喜怒哀楽をちゃんとコントロールできる能力も挙がった。
感情が理由で計画通りにいかない。
「イライラして仕事が進まない」と聞けば、身に覚えがある方もいらっしゃるだろう。
成功している人は、怒りやイライラを切り替えて仕事に身を入れることができるという。
幸福感の獲得が次の成功に向けたエンジンとなる。
そのような良い循環が起こせれば、言うことなしだろう。
アメリカのクイズ王Ken Jennings氏は、幸福感による良い循環によりクイズ番組で優勝を続け、最後には好きだった執筆活動を追求してついに本を出版した。
好循環の良い例といえる。
