ミツウロコさん、横浜ベイスターズを買ってください!

もう正直飽きた。そうそう同じネタで何個もダジャレは思いつかない。いい加減にしろ。嬉しい悲鳴…というか普通に文句さえ飛び出すような状況。何と、今もっとも熱い買い物として評判の横浜ベイスターズに、新たな親会社候補が現れました。その名も株式会社ミツウロコさん。初めて聞いた名前ですが、1000億円超の売上を誇る大企業様。そんなミツウロコさんが、横浜界隈の悪友を誘って横浜ベイスターズを買いにきてくれたのです!

何とありがたい話であることか。今の持ち主が捨てたくて捨てたくてしょうがないものを、みんなで引き取りに来てくれたのです。いらないものを引き取りに来てくれるお人よしを、僕は廃品回収業者くらいしか知りません。しかも、その廃棄物を軸として新たな事業を検討し、横浜を盛り上げようというのです。放射性廃棄物と六ヶ所村のような美しい関係。ムツドコロとミツウロコ…何となく前世のつながりのような、「それっぽい」感じが漂いますよね。

そもそも僕はDeNAさんの横浜買い取りには反対だったのです。GREEよりマシであることは確かですが、ぶっちゃけDeNAさんもどっこいどっこい。「キチンと版権を買って公式携帯ゲームを作る」のと「訴えられても負けないギリギリの線でパクる」のと、若干スタンスが違うだけでやっていることは一緒。下手に公式でやられるぶん、ファンもやらざるを得ないという点で逆にタチが悪いとさえ言えるでしょう。

すでにパ・リーグオーナーからは反対の声が出ているそうで、報道によると楽天・オリックス・日本ハムらが「出会い系を運営する業者にはプロ野球は売れない!」との理由で、反対の姿勢であるとされています。さらにパ・リーグには反対球団があると言われ、このままオーナー会議に諮れば参入は否決される状況。「ソフトバンクがYahoo!で運営しているYahoo!パートナーズは…」「楽天が自分とこで運営している前略プロフィールは…」「日ハムが実施した婚活シートはモロに出会い系…」などの批判もあるようですが、それはまったく筋違い。

楽天さん=通販、ソフトバンクさん=携帯電話、日ハムさん=肉棒、と主たる事業はハッキリしています。誰に聞いても「出会い系業者」とは言わないでしょう。その点でDeNAさんの主たる事業は不透明。僕も詳しくないのでよくわかりませんが、たくさんCMをやっている携帯ゲームは「無料です!」と言っているので事業ではないのでしょう。ならば「出会い系ではないのか」とオーナー連が訝しむのも当然。

それでも売りたいのはヤマヤマですから、セ・リーグのオーナー連は我慢していたのです。しかし、パのオーナーの気持ちは「横浜がおらんでもウチは困らん」で一致しています。だからこそ、損得抜きに良心の主張ができるのです。パで4球団の反対があるとすれば、本当はセにも4球団程度反対があるはず。まぁ実際4球団の潜在的反対があるとすれば、売主の横浜と立場を表明済みの巨人を除いた全球団が反対という状況。「仕方なく沈黙している」だけで、本当は誰もDeNAさんなど望んではいなかったのです。

僕はもうミツウロコさんを全面的に応援しようと思います。プロ野球ファンはミツウロコさんが立ち上がるのを待っていました。まぁミツウロコさんはよく知らないのですが、お友達の京浜急行さんも支援するなら問題ありません。「DeNAにもう用はない」「京急で家に帰れ!」「電話から出てくるな!」と決別宣言でも送りつけてやろうと思うのです。

ということで、新たな親会社候補ミツウロコさんへラブコールを送りつつ、気になる新球団名や本拠地・運営方針などについて考えていきましょう。