アントニオ・コンテ監督率いるユヴェントスにとって、今夏6人目の新戦力となったFWミルコ・ヴチニッチが2日、ベッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)とともに、ヴィノーヴォの練習場で入団会見に臨んだ。
 
モンテネグロ代表やレッチェ時代と同じ背番号14を選んだヴチニッチは、ローマのことにも言及し、「サイクルが終わっていたんだ。今の僕は世界で最も有名な、イタリアで最も愛されているクラブにいる。代理人からユヴェントスのことを聞いたとき、疑問は抱かなかった」と語った。
 
◆去年について
「ローマを去ることはすでに決めていた。ルイス・エンリケ監督の就任が決まる前からね。当時のSD(スポーツディレクター)だったプラデと話していたんだ。僕に多くを与えてくれた彼とロゼッラ・センシには、心から感謝している。すべてのチームでそうであるように、ローマでは素晴らしいときとそうじゃないときがあった。大事なのは、今の僕がここにいるということで、これからはユヴェントスで素晴らしいときだけになることを願っている」
 
◆トッププレーヤー
「僕はトッププレーヤーか? 自分はプロフェッショナルだと感じている。あとはピッチが、僕がトッププレーヤーかどうかを教えてくれるだろう」
 
◆インテルやミランとの差
「ユーヴェらしくやっていこう。ユーヴェはこの上なく偉大なクラブだし、僕らは勝つためにあるんだ」
 
◆チャンピオンズリーグ(CL)について
「CLに出られないということは影響しなかった。今年のチームは強い。できるだけ多くの試合に勝ち、来季のCLに出ることを目指そう」
 
◆ポジション
「サイアタッカー? 監督が求めるなら、僕は完全にそれに従うよ。ポジション争い? どの選手だって常にプレーしたいけど、決めるのは監督だし、僕は彼やチームに従う」
 
◆コンテ監督について
「彼から連絡があったか? サインをしてからね。最高の印象を受けたよ」
 
なお、ヴチニッチが話す前には、マロッタGMが同選手を紹介している。
 
「ヴチニッチは我々が長く追っていた選手だ。1500万ユーロの3年分割払いという形で、我々は彼を手に入れることができた。彼は4年契約にサインしている。我々は満足しているよ。彼はチームのクオリティーレベルを上げてくれる。今年の我々が優先する目標は、グループのクオリティーを高めることなんだ」
 
「重要な選手たちが加わった。値段との対比をするべきじゃない。ヴチニッチや(アンドレア・)ピルロ、(アルトゥーロ・)ビダルなど、加入したのは素晴らしいクオリティーを持つ選手たちなんだ。サッカーの専門家は全員がハイレベルなクオリティーを持つ選手だとしている」
 
「ファイナンシャルフェアプレー? ヴチニッチの移籍金は1500万ユーロで、彼は最高の選手だ。いろいろな状況からそういう評価が決まるんだよ。この金額と、(アレクシス・)サンチェスや(ハビエル・)パストーレの金額と比べてみよう。マーケットやファイナンシャルフェアプレーの論理を外れた数字じゃないか」