長引く不景気でも決してぶれないユニクロの経営を陰で支えているのは、一人ひとりの社員の徹底した「実行力」。言い訳は通用しない厳しい環境の中、実行を加速するために現場で受け継がれる「巻き込み」というDNAとは何か?

みなさんは、ユニクロに対してどんなイメージを持っているでしょうか。
とにかく効率を重視し、大量生産によってコストを下げるファストファッションの企業というイメージでしょうか。

それとも、カリスマ経営者として有名な柳井正さんの優れた経営手腕でしょうか。
2006年に劇的なV字回復を成し遂げたときは、柳井さんの経営に注目が集まりましたが、社員の働き方や実際に現場で行われているマネジメントの方法には、まだスポットが当てられていないように感じます。

長引く不景気でも決してぶれないユニクロの経営を陰で支えているのは、一人ひとりの社員の徹底した「実行力」です。「努力します」「検討します」などは許されず、不景気も天災も言い訳として扱われる厳しさがあります。

現実の中で、社員一人ひとりがいかに問題を見つけ出し解決するかという実行力が、何よりも問われるのです。

実行力を加速するエンジンには、さまざまなユニクロ流DNAが存在していますが、その中で私にとってもっとも成果につながったDNAは、「巻き込み」という発想でした。

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