18日、カターニアとマルコ・ジャンパオロ監督が相互合意に基づいて契約を解消したことを明らかにした。今季のセリエAで監督が交代するのは、ボローニャ、ジェノア、カリアリ、ブレッシァ、インテルに続いて6チーム目。さらに驚くことに、新指揮官はディエゴ・シメオネ監督になる。

カターニアはリーグ戦20試合を終えて勝ち点22の15位。前節キエーヴォ戦は1−1のドローに終わっている。このドローが致命的となった。ただそれ以上にジャンパオロ監督にとって問題となったのが、ピエトロ・ロ・モナコ代表取締役との関係悪化だ。

ジャンパオロ監督は18日午前と午後の練習を指揮してから、上層部に呼ばれてクラブオフィスへ。夜にロ・モナコ代表取締役会談し、短時間の話し合いの末、同監督の退任が正式に発表された。なお、ジャンパオロ監督とともに、テクニカルスタッフもすべて退任となる。

後任の指揮官については、フランコ・コロンバ監督の名前や、ワルテル・ゼンガ監督復帰の可能性が取りざたされた。セルセ・コズミ、クラウディオ・ジェンティーレ、ジャンニ・デ・ビアージ、ジジ・カーニらの名前も挙がっている。だが、ロ・モナコ代表取締役が狙っているのは2人だ。ともにアルゼンチン人である。それは、ネストール・センシーニ監督とディエゴ・シメオネ監督だ。

カターニアは短時間でシメオネ監督を後任に選んだようだ。同監督はイタリアへ向かっているところである。アルゼンチンでエストゥディアンテスやリバープレートでタイトルを獲得したシメオネ監督は、以前からイタリアで指揮を執りたいとの夢を語っていた。その夢が実現することになりそうだ。