ローマのキャプテンであるFWフランチェスコ・トッティは、15日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節のバイエルン・ミュンヘン戦に敗れた後、大きな騒ぎになる発言をしている。同選手は、「オレたちは古いカテナチオ戦術に戻ってしまった。ボールを持ったプレーなんてなかったね。チームは守備のことだけしか考えていなかった。こういった試合をしていたんじゃ、勝つのは難しいだろう」とコメントし、クラウディオ・ラニエリ監督への批判として大々的に報じられた。

その翌日には、トッティとラニエリ監督が話し合う場が設けられるなど、クラブも慌ただしくなっている様子。ただ、トッティは指揮官と衝突するつもりなどなかったという。自身の公式HPで17日、トッティが次のように記した。

「この数日で、多くのことが話題になり、すべてを書かれたね。これ以上の誤解を招かないためにも、すべてをはっきりさせる義務があると思う」

「オレはファンたちと写真を撮るために、記者たちがいるエリアと離れたところにいた。そういったところでは、典型的なローマの人間としてシンプルに応えている。ほかのローマの人間がそうであるようにね」

「それにオレのことを知っている人は分かると思うけど、試合に負けたときはショックも大きい。ファンしても、選手としてもね。オレはどんな敬意を示すべきチームが相手だろうと、いつもオープンな戦いをしたい」

「チームのキャプテンと監督の間では、結果に関係なく、毎日のように起こり得るコミュニケーションだ。でも、ラニエリとはしっかりとした関係がある。密接なつながりだね。これはローマ人(ラニエリ監督もローマ出身)としての、ローマファンとしてのDNAだよ」