24日の南アフリカ・ワールドカップ、グループリーグ最終節でスロバキアと対戦するイタリア。同国のウンベルト・ボッシ制度改革・計画相は22日、試合結果の予想について問われると、「スロバキア戦は買っているんだろう。見ていてごらん。来シーズン、スロバキアの選手が2、3人、イタリアのチームでプレーするはずさ」とコメントした。

これに対し、FIGC(イタリアサッカー連盟)は「調和を乱すような、侮辱的な発言だ。今回、ボッシ議員は限界を超えた」と反論。ボッシ大臣は翌23日、「イタリア代表に許しを請う。本当に私は冗談を言っていただけなんだ。ほかの議員と言葉を交わす中での冗談だった」と発言を撤回し、謝罪した。

CONI(イタリアオリンピック委員会)のジャンニ・ペトルッチ委員長は、「すでに(FIGCの)ジャンカルロ・アベーテ会長が答えたことだし、私は介入しない。私にとっては話はこれで終わりだ」とコメント。次のように続けている。

「私は試合のことだけを考えている。イタリア代表を応援しているし、(マルチェッロ・)リッピ監督のそばにいるために、決勝トーナメントで南アフリカへ行きたいと思っているよ。私は楽観的さ。懐疑的な見方もあるが、代表は勝ち進むはずだよ」