マンチェスター・シティのロベルト・マンチーニ監督が、イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じた。イングランドのメディアは、先日からユヴェントスDFジョルジョ・キエッリーニやインテルFWマリオ・バロテッリ、サンプドリアFWアントニオ・カッサーノの獲得を報じている。マンチーニ監督はこの3選手について、次のように語った。

「キエッリーニはユーヴェ守備陣の宝石だから、彼を手放すのは少し難しいことだと思う。バロテッリについても同じ話だ。彼は偉大な選手であり、偉大なチャンピオンになれる。まだ若いし、インテルが彼を売ることはないだろう」

「我々は何かしら動くよ。特に守備陣にケガ人が多いからね。それに、中盤の人数が少ないから、その辺は何かしらする。カッサーノ? 偉大な選手だから、私は彼を称賛している。だが、現時点で我々はあのエリアに同じ特徴を持った選手が5、6人いるんだ。カルロス・テベス、クレイグ・ベラミー、ショーン・ライト=フィリップス、ロビーニョのことだ。全員があのポジションの選手だよ。ほかのポジションの方がもう少しカバーできておらず、補強が必要だとしたら、そのポジションになるだろう」

中盤については、ミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾの移籍も注目されたが、マンチーニ監督は「ほかと同じ話さ。彼はミランにとって重要な選手であり、すべてを勝ち取った。だから、彼(の獲得)はとても難しいと思う」と話している。

一方、マンCの選手たちはマーク・ヒューズ前監督と深い絆で結ばれ、マンチーニ監督を歓迎しなかったと言われている。だが、同監督は次のように強調した。

「初日から全員に良いアプローチをしてもらったよ。ベラミーは私のところに来て、ヒューズ監督とは最高の関係にあったけど、自分はプロだから、いつものようにベストを尽くすと言ってくれた。私は、これは普通のことだと思うんだ。むしろ、指揮官と深い関係にあるのは良いことだよ。私としては、この状況を最大限称賛したし、どの選手とも問題はない」