東ケープ州で割礼を失敗したため1人の少年が死亡、4人が重体となっている。いまだアフリカの一部の部族で行なわれている「割礼」の儀式と学校とがどう関わっているのか捜査中だ。


東ケープ州に違法で入会制という怪しい学校がある。警察が土曜日に学校へ行ったところ、14人の少年が森に消えたということを知った。警察の捜査の結果、日曜日に1人を逮捕、14人の少年を無事見つけ出し病院へ搬送した。助け出された14人の少年はいずれも15〜17歳、割礼後、1人が死亡、4人が重体、他の10人は安定した状態だという。

割礼はイスラム教徒やユダヤ教徒だけでなく、オーストラリアやアフリカの一部の部族が未だ行なっている宗教儀礼だ。アフリカでは、1ヶ月ほど森の中で過ごし成人男性としての振る舞いを学び、割礼をするという儀式を行なうところがある。充分消毒されていないと傷口から感染し、死にいたるケースは少なくないといわれている。

今回のケースも傷口からの炎症による死であるとは思われるが、学校や逮捕者など詳しいことはまだわかっていない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)

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